<この記事(ページ)は 3分で読めます>
日本のマイニング業界をリードするGMOインターネットが、ビットコインキャッシュのマイニン
グを停止していたことが明らかになりました。
“The Bitcoin Knowledge Podcast”の主催者であるTrace Mayer氏が、GMOから投資家に送付された
通知書類を公表しました。
ビットコインキャッシュは収益が不安定
Trace Mayer氏によると、GMOの7月のビットコインキャッシュのマイニングはゼロBCHで、今年
2月の287BCHから一気に落ち込んでいたとのことです。
GMOは将来的にビットコインキャッシュの収益性が回復するようであれば、マイニングを再開す
る可能性はあるとしています。
GMOのビットコインキャッシュのマイニング業績は時期によってバラつきが多く、4月のマイニ
ングもゼロBCHでしたが、翌月2ヶ月間は37BCH、62BCHをマイニングしています。
ビットコインのマイニングは順調
GMOのビットコインのマイニングは堅調な伸びを示しており、7月には568BTC(時価で3800万ド
ル)で、前月の528BTCからも増加しており、また2017年の21BTCからは劇的に増加しています。
仮想通貨価格の下落も影響
今年初旬にGMOは12月までの目標ハッシュレートは3000PH/sと語っていましたが、仮想通貨の
価格が下落したため、マイニングの収益も縮小し、そのために新たな設備投資も難しい状況にあ
ります。
GMOの7月のハッシュレートは384PH/sで、今年初めて新しいデバイスをオンラインに投じない月
となりました。
ハードウェアの売り上げは好調
GMOは6月に、最初のビットコインマイニングチップ the B2を発表しました。
the B2は日本企業により開発され、発売から7分であっという間に完売しました。
現在、予約注文を受け付けている改良版のtheB3は、ハッシュレートを33TH/sにまで高めること
に成功し、ビットメインの看板モデル the Antminer S59の14TH/sを超えました。
マイニング市場の競争は激化
ビットメインは仮想通貨業界最大のIPO(initial public offering)を計画しているとのことです。
一時はマーケットシェアの85%を占めたビットメインですが、最近ではGMOなどの競合の増加に
より苦戦を強いられています。
今後もマイニング業界の競争の激化が予想されます。
参考サイト:
”https://www.ccn.com/japanese-bitcoin-mining-firm-gmo-stops-mining-bitcoin-cash/”