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ベトナム最大級のマイニング会社「Cky Mining」のCEOが、約38億円の投資ファンドと共に行方をくらましたことが、地元ニュースにより報道されました。
作業員であると主張した偽業者が600台にも及ぶマイニングマシンを撤去していたことを知ったSky Miningの約20名の投資家が、フーニャン区の地元警察に報告。
また、会社のセントラルオフィスが閉鎖され、ブランディングが削除されていたことに気付き驚愕したそうです。
投資家らは、Cky MiningのCEOであるLê Minh Tâm氏の行方がここ1週間ほどわからないことから、資金を持ち逃げしたのではないかと睨んでいます。
また、Sky Miningの副CEOであるLe Minh Hieu氏も同じ意見を示しており、地元メディアの取材では、彼の無罪を主張する一方で警察に報告し、自分たちも被害者であるとコメントしています。
世界初の仮想通貨持ち逃げによる横領事件
そしてこの事件が発生した後、なんとTâm氏が44秒間のビデオメッセージをTelegramに投稿し、現在自身が治療中の身であり、投資家の資金は必ず返金すると約束したというのです。
彼は動画内で、「あなた方がお金を持っていて、私に協力してくれてありがとう。すぐに戻ってくるよ。」と発言したそうです。
今までの仮想通貨窃盗事件といえば、ハッカーなど外部からの攻撃や数年にわたる社員のマネーロンダリングといったもので、今回のように実際に持ち逃げされるといったことは世界初と言ってもいいのではないでしょうか。
Tâm氏の発言が本当か嘘かはまだわかっていませんが、いずれにせよ彼がしたことは完全な横領行為です。
同氏の動画を見て、持ち出された資金が返ってくると考えている投資家は誰一人としていないでしょう。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/crypto-mining-firm-ceo-exit-scams-with-35-million-in-investor-funds/”
“https://ethereumworldnews.com/sky-mining-ceo-crypto-scam-2018/”