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中国のEコマース大手のアリババがアフィリエイト小売業スタートアップのLolliと提携して、ビットコインの還元サービスを実施するとのことです。
Singles Day(独身祭)のショッピングで最大5%還元
この提携は、中国の新興祝日である「独身祭」とされる11月11日に際して行われました。
独身祭は、米国のブラック・フライデーと並んで1年で最も商品が売れる日として知られており、今年もEコマース最大手のアリババの売り上げが過去最高の4兆円規模に到達したとのことです。
Lolliのブラウザアプリによって、ユーザーは普段と同じようにオンラインショッピングをするとブラウザウォレットを通じて最大5%までビットコインの還元を受けられるとのことです。
米国内のユーザーのみに適用
Lolliのコミュニケーション部門のトップであるAubrey Strobel氏によると、Lolliのこの特典は、米国内で購入された商品のみに適用されるとのことです。
中国系アメリカ人、外国人留学生、旅行者に対しても、独身祭にオンラインショッピングを行うことで特典が適用されます。
しかし、中国国内在住者はこの特典は適用外とのことです。
「商品は中国からアメリカへ発送されるものに限る。」
今後はインターナショナルな展開へ
LolliのCEOであるAlex Adelman氏は、今回のアリババとの提携について、2020年までにインターナショナルな展開を計画している我々にとっては、重要な布石であるとしています。
「この提携は2つの最大経済大国である中国とアメリカにとって、ビットコインと商品を通じて素晴らしい最初のステップとなるだろう。」
「今回の特典は現在のところ米国のユーザー限定ですが、今後まもなくインターナショナルに拡大させていく予定であり、世界中の人々が簡単に自分でビットコインを稼ぐことがでいるようになるでしょう。」
仮想通貨リテールアプリの企業は、まもなく到来するホリデーショッピングのシーズンに備えて着々と準備をしているようです。
LolliのライバルであるFoldやPei、SPEDNも今年のホリデーシーズンには前年よりもさらに多くのビットコイン特典を提供する予定とのことです。