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2020年1月3日、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が米軍に暗殺されました。
米国対イランの戦争への不安感が高まる中、それに合わせるようにビットコインの価格が高騰しました。
米国vsイランの緊張でビットコイン高騰
1月3日イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官がバグダッド国際空港に着陸し車両に乗り換えたところを米軍無人機の空爆で暗殺されました。
その後、イランの最高指導者ハメネイ師は3日間の喪に服し、報復すると宣言しました。
この日、ビットコインは最大で8%近く高騰しました。
1月8日には、イランが報復として、米軍も駐留するアル・アサド及びエルビルの二つのイラク軍基地にミサイル発射し、ビットコインは7%近く高騰しました。
続く、1月9日にアメリカ、イランがともに衝突を回避する旨を発表すると、
数日で、70万円台から90万円台中盤まで高騰したビットコインは80万円台に下落しました。
このように、アメリカ、イランの緊張の高まりとその緩和に価格が連動しています。
ビットコインは安全資産として機能するのか?
過去にも、ビットコインは安全資産として機能していた事例があります。
例えば、去年の6月には米中貿易競争激化により、米ドルや人民元が下落する中、ビットコインは100万円以上に高騰しました。
ビットコインは価格の変動が大きいことなどから、安全資産になり得ないとされることも多いです。
しかし、こうした事件が起こるたびに価格が上がるところを見ると、安全資産として注目している人がいるのも事実のようです。
まとめ
1月3日のソレイマニ司令官暗殺に端を発する、アメリカとイランの対立に連動し、ビットコインの価格が上がりました。
こうした事件があると、ビットコインは安全資産として注目されるので、国際情勢を気にかけるとよいでしょう。