<この記事(ページ)は 3分で読めます>
バイナンス、クレジットカード決済可能へ
取引量世界最大の仮想通貨交換所バイナンスの利用者は、仮想通貨を簡単に買うことができるようになりました。
バイナンスはVISAやMasterCardでの購入を可能にするために、イスラエルに拠点を置くスタートアップSimplexと提携したと発表しました。Simplexは2014年に設立された仮想通貨での決済システムを提供する企業です。
バイナンスではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)をクレジットカードで購入できるようになります。さらに、これらの仮想通貨をバイナンスが提供する151の他の通貨と交換することができます。
「仮想通貨業界はまだ始まったばかりであり、世界で使われているお金はまだ法定通貨です」とバイナンスCEOのChangpeng Zhao氏は述べています。「法定通貨も使えるようにゲートウェイを構築することは、エコシステムを拡大し、採用を拡大し、仮想通貨をより多くの利用者に紹介するために必要なことです」。
バイナンスの利用規約ページによると、イラク、キューバ、アフガニスタン、リビアなどいくつかの国はこのサービスから除外されています。またニューヨーク、コネチカット、ハワイ、ジョージア、ニューメキシコ、ワシントンの6つの州も同じように除外されています。
Simplexとの提携
手数料に関しては、Simplexは最低料金を1100円(10ドル)として、3.5%の手数料を請求するとしています。1日の上限は1ユーザーあたり220万円(20,000ドル)、月額上限550万円(50,000ドル)となります。
さらに「Simplex支払い処理は、現地の銀行のポリシーに従います。一部の発行銀行は、ユーザーがサポートされている管轄区域に居住しているかどうかに関わらず、独自の条件で請求を拒否することがあります。」と、記載されています。
Simplexは2016年2月に7億7千万円(700万ドル)を調達しました。マイニング会社のBitmainやクラウドファンディングプラットフォームのFundersClubのCumberand MiningなどがSimplexに投資しました。11月にはSimplexはシンガポールに拠点を持つ仮想通貨取引所KuCoinと提携して、トレーダーがBTC、ETH、LTCをクレジットカードやデビットカードで購入できるようにしました。
バイナンスは今月初め、イギリスの自治体であるジャージー島で、新しい法定通貨と仮想通貨の交換取引をスタートさせ、ユーザーがBTCやETHをイギリスのポンドやユーロと相互に交換できるようにしました。去年10月にはウガンダで仮想通貨を法的通貨であるウガンダシリングと交換できる取引所をオープンしました。
参考サイト:
“https://www.coindesk.com/binance-users-can-now-pay-for-crypto-with-credit-cards”