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バイナンスは、中国国内ユーザー向けのP2P取引を解禁したことを発表しました。
この取引はバイナンスの公式アプリを通じて行われるとのことです。
人民元建てのOTC取引、BNBのP2P取引を開始
これに先駆けて、バイナンスは中国人民元(CNY)建てのOTC取引(P2P)を開始しました。
取り扱う仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、テザーの3銘柄です。
また、29日にはバイナンスコイン(BNB)の中国でのP2P取引を開始すると発表しています。
P2P取引の需要高まる傾向に
中国では、取引所による仮想通貨取引サービスは禁じられていますが、中国人の多くはOTCなどのP2P取引サービスを利用して仮想通貨と法定通貨の取引を行っていると言います。
最近の米中貿易摩擦による世界的な経済不安の中で、仮想通貨取引の需要が高まっていると言われています。
バイナンスは中国の仮想通貨ニュースサイト「火星財経」に出資を表明するなど、中国市場進出を念頭においた動きが目立ってきています。
中国政府のデジタル人民元発行に備えた法律を可決したとの報道に対して、バイナンスCEOであるCZ氏はツイッターで次のように述べています。
「世界最大の人口を持ち、最近のGDP成長率トップレベルの国が、正しい方向へ大きな一歩を踏み出した。
あなたの国はどうする? これに続くのか、それとも取り残されるのか?」
出典:https://twitter.com/cz_binance
このほかにもビットコインのP2P取引サービスを手がけるHodl Hodlが中国人ユーザー向けに取引サービスの拡大を実施するなど中国人ユーザー向けのP2P取引サービスの進出が増加しつつあるようです。