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ビットコインは水曜日に14000ドル近くまで高騰し、2018年1月以来の高水準を記録しました。
乱高下により機能停止した複数の仮想通貨取引所との価格乖離が懸念材料となったほか、連日の高騰で過熱感が広がり、売りが先行したとも言われています。
ビットコイン価格は、木曜日に急落し5日前の価格の水準に逆戻りした形となりました。
仮想通貨市場の過熱
仮想通貨市場の強気相場は、今年に入ってから加熱してきました。
ウォールストリートの大手企業が、次々と仮想通貨へ参入し始めブロックチェーン技術を採用し始めたことも、価格を押し上げた要因のひとつと考えられます。
しかし今月初めのFacebookのLibra発行計画の発表を機に、仮想通貨業界の大物支持者らはこの動きを、デジタル資産がグローバル金融システムに取って代わるという劇的な変革を実現できるかどうかの長期的な検証材料として検討し始めました。
木曜日に、ビットコインは19%下落し、ニューヨークでは午後5時の時点で10671ドルで取引されていました。
ボラティリティは、仮想通貨のバブルが弾けた2018年の初めに近い水準にあります。
それでも専門家らはポジティブな見方をしているようです。
eToroのシニアマーケットアナリストであるMati Greenspan氏は、次のように述べています。
「昨日の仮想通貨市場は、少し加熱しすぎたようだ。今はクールダウン中だ。
価格が1時間以内に15%も下がったのに前日の高値水準にすぐに戻るとは、なんて素晴らしい市場なんだ。」
アルトコインの動向
イーサリアムやライトコインなどのアルトコインも、ビットコインにひきづられて13%以上下落しています。
主要仮想通貨20種類の中で、最も大きな下落を記録したのはイーサリアムクラシックとビットコインSVで双方ともに21%下落しています。
仮想通貨市場の時価総額は3076億ドルで1週間前よりも6.1%上昇しているとのことです。
連日上昇が続いていたビットコイン価格が、反落しました。
一時的なクールダウンを経て再び上昇気流に乗ることができるのか、状況を慎重に見守りたいですね。