<この記事(ページ)は 3分で読めます>
米国の連邦準備制度理事会(FEB)がコロナウィルスの影響を受けた経済危機への救済措置として、無制限の量的緩和を発表しました。
これを受けてビットコインとゴールドが急騰しました。
3月23日、FRBは、臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、米国債や住宅ローン担保証券の買い入れ量を無制限とする緊急措置を発表しました。
ビットコインと金が高騰
この発表を受けた直後にビットコインは急騰し、1時間で5,860ドルから6,628ドルまで上昇しました。
ビットコインは4日ぶりに急反発し、6500ドルを回復しました。
また、伝統的な逃避資産とされる金は、同時間帯で、1,494ドルから1,524ドルまで上昇しました。
ビットコイン(BTC)価格チャート
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
金(XAU)価格チャート
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/XAUUSD/
株式市場とビットコイン市場にデカップリングの兆候
一方で、ダウ平均株価は、FRBの量的緩和の発表にも関わらず、1,000ドル以上下落しました。
先日報道された約1,6兆ドル(約177兆円)の景気刺激策をめぐって米国議会での対立が続いていることが懸念材料になっていると見られています。
また、伝統的な金融市場とビットコイン市場の動きがデカップリング(連動性の強い2つのものを切り離すこと)の兆候を見せ始めていることが指摘されています。