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仮想通貨投資会社BKCMの創業者Brian Kelly氏は21日、CNBCの番組で、ビットコインの次の上昇要因は2020年の半減期になるだろうと強調しました。
半減期の特徴
ビットコインの半減期は、4年ごとにマイナーに対する報酬が半分になる時期のことを言います。
ビットコインが創設された2008年当初のマイニング報酬は50BTCでしたが、4年後の2012年には24BTCとなり、2016年には12.5BTCとなりました。
これまで歴史的データからもわかるように、半減期を迎えると価格は上昇しています。
これは、半減期のたびにマイニング報酬は下がり埋蔵量が減るため、その分価値が高まるからです。
半減期直前には、マイナーは報酬が半分になる前により活発にマイニングを行うようになるとのことです。
また、半減期直後は価格が一時的に下落することが多いですが、その後緩やかに上昇していく傾向にあります。
これは、マイニング報酬が半減しているため、価格が上昇しないとマイナーの利益が少なくなるからです。
2020年の半減期は5月23日
報酬が6.25BTCとなる次の半減期は2020年の5月23日と予想されています。
ビットコイン強気派として知られるKelly氏は、歴史的にみて半減期の1年前からビットコインが上昇すると指摘しました。
Kelly氏はビットコイン価格の上昇材料として、半減期の他にフェディリティをはじめとする機関投資家への普及、 米オンライン証券TDアメリトレードを中心とする個人投資家への普及を強調しました。
Kelly氏は、半減期によりビットコインの供給量が減少する一方で、機関投資家や個人投資家への仮想通貨の普及が広がり需要が高まることで、ビットコインが上昇するだろうと述べました。
一時8000ドル超えまで上昇したビットコイン価格は、現在7900ドルの水準まで下落しています。
半減期までの1年間でビットコインは再び大きく上昇するのか、注目が集まります。