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著名な米国人経済ジャーナリストであり、ビットコイン強気派としても広く知られているMax Keiser氏が、ビットコインは苦労することなく10万ドルに到達するだろうという予想を展開しているとのことです。
ビットコインが金の座を取って代わる
Keiser氏は、以前からビットコイン10万ドル予想を述べてきました。
今回のKeiser氏の価格予想は他のウォール街の専門家らも賛同している確固たる指針に基づいているとのことです。
Keiser氏は、ビットコインは金市場のシェアを奪うことで、今後さらに上昇を続けると指摘しています。
ビットコインが、資金の安全な避難場所としての金のポジションに取って代わるという意見はこれまでも議論されてきました。
FundstratのThomas Lee氏によると、今年に入ってからの仮想通貨は、グローバル経済の停滞や米中の貿易戦争などが継続しているにも関わらず目覚ましい急成長を遂げているとし、投資家らはこぞって資産を避難場所としてのビットコインに移していると言います。
Block.OneのBrendan Blumer氏は、ビットコインが個人の間で手軽に送金できる点や、小額に分割可能な点、また少額決済にも大口決済にも利用できる点などから仮想通貨は金の代替手段として最適であると指摘しています。
ヘッジファンドのチーフであるMark Yusko氏は、ビットコインは長期的な予想としては、50万ドルに到達するだろうとしています。
Yusko氏の予想は、金の市場時価総額が7兆4000億ドルであるのに対し、仮想通貨の流通量は2100万BTCに限られているということに基づいているといいます。
世界経済の不安要素が追い風に
連邦準備制度理事会の政策がビットコインにとって思わぬ見方になるかもしれないといいます。
Keiser氏によると、中央銀行の金融政策に対するハト派のスタンスは、ドルの価値を低下させるとのことです。
このシナリオの場合、金の価値は上昇します。
ビットコインは金の代替えツールとしてすでに充分な素質を持っているため、連邦準備制度理事会が紙幣の発行を増やせば自ずと、ビットコインの価値は上昇を続けるだろうとのことです。
このような理由から、ビットコインは長期的に活躍するだろうとのことです。
最近のビットコインの高騰が上昇速度の鈍化の兆候ではないということは、今現在にしっかりと目を向けているビットコイン投資家にとっては朗報と言えます。
現在ビットコインはさらに上昇を続け、13000ドル付近に近づいています。
米中貿易戦争の緊迫と連邦準備制度理事会の方針の不確実性により、今後数日間の株式市場は警戒感にとらわれた動きが予想され、さらに仮想通貨市場に資金が流入する可能性も考えられるとのことです。