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ビットコインは、キーレジスタンスと言われていた12061ドルと突破し、さらに直近高値の13880ドルへのドアを開きました。
Bitatampのデータによるとビットコイン価格は、7月8日の世界基準時UTC09:00までのわずか15分間で11400ドルから11916ドルへ上昇しました。
この500ドルの上昇でビットコイン価格は11000付近の狭い値動きに縛られた方向感の乏しい週末の相場から脱却しました。
ハッシュレートの上昇との関係
興味深いことには、今回のレンジのブレイクは、マイニング速度を表すハッシュレートが秒速74500万teraにまで上昇したとのことです。bitinfocharts.comによるとビットコインのハッシュレートは前年比で100%以上上昇しているとのことです。
ウォール街のトレーダーでありジャーナリストであるMax Keiser氏は、ハッシュレートの上昇は、価格上昇が差し迫っていることの前触れと考えられるとしています。
もしこれが本当ならば、ビットコイン価格は、レジスタンスを12061ドルに設定し、すぐに直近高値に達すること考えられます。
一方では、著名なアナリストのAlex Kruger氏は、ハッシュレートが価格に連動していると指摘しており、ハッシュレートが価格のパフォーマンスを上回ることは、すなわちマイナーが急増し溢れていることのサインであるとしています。
結果としては、ハッシュレートだけに基づいて相場の動きを予想することはリスクが高そうです。
時間足チャート
ビットコインの時間足チャートを見ると、直近4日間で上向きのブレイクを確認する形でシンメトリカル・トライアングル・パターンを形成しています。
トライアングルブレイクアウト(上昇相場継続パターン)は、買いボリュームの上昇と7月2日の安値9614ドルからの回復によって裏付けられるとのことです。
日足と週足チャート
ビットコインは 7月4日に6.86%下落し、その後2日間で、hammer reversal candlestick パターンを形成し上昇に転じました。
時間足のチャートでも見られたように、12061ドルを超え今後は直近高値の13880ドルを目指す形となりますが、もし取引高が低いままであれば、12061ドル以上の期間も短命に終わる可能性もあります。
RSI(相対力指数)は相変わらず買われすぎの現状を維持しているとのことです。