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ビットコイン価格は16日朝7時ごろ急騰し、一時6,000ドルに迫る勢いを見せました。
過去24時間で9%ほどの上昇率を記録し一時的には5,900ドルを超えましたが、6,000ドルの壁を越える事はなく引き返した後、現在は5,300ドル付近で推移しています。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
FRBの緊急利下げに反応
今回の急騰は、米国のFRB(連邦準備制度理事会)はFOMC(米連邦公開市場委員会)を開き1.0%の大幅利下げに踏み切った事が影響しています。
これにより、政策金利は0〜0.25%となり、2008年の金融危機以来のゼロ金利政策となります。
米国債の大量購入による量的緩和政策も再開するとしており、金融政策を全面的に危機対応モードに切り替え新型コロナウィルスによる経済の混乱を抑える政策に乗り出しました。
同日公表した声明文では、「新型コロナは米経済を混乱させ、金融環境に大きな影響を及ぼしている」と強い懸念を表明しています。
また今後も「経済を支えるために、制作ツールを用いて適切な行動を取る」と強調し、量的緩和の拡大など、追加政策も検討する考えを明らかにしました。
アルトコインも上昇
イーサリアムも3%上昇し、130ドル近くまで回復を見せました。
リップルも6%上昇し、一時0.16ドルを超えています。
ビットコインにとって6000ドルは200日移動平均線の近くにあることから、このレジスタンスにチャレンジしていると見られています。
しかし、仮想通貨アナリストのトーン・ヘインズ氏は、再び5,000ドルを下回る可能性を指摘しており、仮想通貨市場は依然として予断を許さない状況です。