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ビットコインは7日ぶりに急反発しました。
3日の朝6時時点で、一時前日比4万円高の約97万3000円をつけました。
その後は少し戻し現在は95万円台後半で推移しています。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCJPY/
米国株式市場の急反発
新型コロナウィルスに伴う株式市場の暴落で追証回避や現物買いの資金捻出で仮想通貨を含むリスク資産から資金が流出する動きが強まり懸念が広がった仮想通貨市場でしたが、2日の株式市場の大幅反発を受け、買い場と見られた可能性が示唆されています。
ダウ工業株30種平均株価は8日ぶりに反発、前日比1293ドル高の過去最大の上げ幅で取引を終えています。
FRBの利下げ示唆が影響
米国連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など米欧主要中銀は新型コロナウィルスの景気不安に対処するため、強調的な金融緩和に踏み切る検討に入りました。
ECBのラガルド総裁は的確な措置を取る必要があると表明し、英中銀も同日利下げを排除しない方針を示しました。
FRBは会合を前倒しして利下げを決定する可能性もあることを示唆しています。
主要7か国(G7)の財務相・中銀総裁は3日にも緊急の電話会議を開いて対応策を協議するとしています。
こうした世界経済をした支えする期待感が高まりも買いの先行を牽引したと見られています。
ビットコインは下げ止まり?
年初から4000ドルの高騰を記録し1万ドルを上回っていたビットコインですが、その後の急落で高値の10500ドルから半値戻しの水準まで下落していましたが、FRBの利下げの示唆をきっかけに最後のサポートラインで下げ止まったとも見られています。
しかし、今回の株価の暴落は80年以降の週足の下落では過去最大、下落率でも市場4番目とのことで、いまだに予断を許さない状況とのことです。
G7の金融緩和に向けた協議の動向も含めて、今後の動きには引き続き注意が必要です。