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投資マネジメント会社のInvescoがブロックチェーンの上場投資信託(ETF)をロンドン証券取引所に上場したとのことです。
Invescoは、ロンドンを拠点とデジタル資産に特化した投資会社Elwood Asset Managemantとパートナーシップを結び、”Invesco Elwood Global Blockchain UCITS ETF”と呼ばれる金融商品を立ち上げました。
企業の隠れたポテンシャルに投資
Elwoodによると、このETFはブロックチェーン技術から実質的な収益を生み出すポテンシャルを持つ企業向けに設計されているとのことです。
Incescoの EMEA (Europe, the Middle East and Africa) ETF の責任者であるChris Mellor氏は、次のように語っています。
「ブロックチェーンには実質的な収益を上げる大きなポテンシャルがある。しかしそれは他の地域も含め、企業の内部に隠されてしまうことが多い。
このETFは、投資家に現在、実質的な収益を生み出す企業への投資の機会を与える。ブロックチェーンに関連する収益力のポテンシャルという付加価値は株価に反映されていない。」
Elwoodによると、このETFは年間経費な0.65%で、Elwood Blockchain Global Equity Indexのパフォーマンスに連動するインデックス型の投資商品とのことです。
このインデックスは、ドイツの経済指数のプロバイダーであるSolactive AGによって算出され、現在は48社がポートフォリオに含まれているとのことです。
マネックスや韓国のKakaoもポートフォリオに
ポートフォリオには仮想通貨チップメーカー、台湾の半導体製造メーカー(TSMC)、ビットコイン先物取引を手がけるCMEグループ、韓国のメッセージアプリ大手のKakao、そして日本の仮想通貨取引所マネックスグループ、オンライン取引大手Overstock、Signature Bank and Squareなどが含まれているとのことです。
セクター別の割合で見ると、情報テクノロジーが46%、金融が23%、コミュニケーションサービスが9%、一般消費財が8%とのことです。
投資地域地域別で見ると、アメリカが最大の39%、日本が29%、台湾の12%と続きます。
ElwoodのCEOであるBin Ren氏は、次のように述べています。
「我々はブロックチェーンの持つ、グローバル経済を変えるほどのポテンシャルが現在のマーケットでは過小評価されていると考えている。インターネットの初期に、多くの人々がEメールに有用性を見いだすことができなかったこととよく似ている。」