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カナダの大手ブロックチェーン開発会社のブロックストリーム社は1日、自社のブログでビットコインの拡張性を支えるソフトの c-lightningの最新版、c-lightning 0.7をリリースしたことを公表しました。
ブログの発表によると、今回の改良は約8ヶ月ぶりの大幅アップグレードであり、パフォーマンスの改善やバグの修正、プライバシー機能の補強などに加え、ドキュメントの改良や新機能などが盛り込まれているとのことです。
全言語対応のプラグインサポート
C-lightning とは、ビットコインが抱える拡張性の問題をブロックチェーン上に新たに層をつくることで解決するいわゆるオフチェーン・ソリューションのライトニングネットワーク(LN) の技術を、Cプログラミング言語で応用したソフトです。
今回発表の新機能の中には、どのコンピューター言語で作成された機能拡張用のプラグインに対してでも対応可能なプラグインサポートが含まれているとのことです。
開発者はこうした改善によりc-lightning が今まで以上に柔軟で機能拡張やカスタマイズ可能なソフトになることを期待している、とのことです。
ブロックストリーム、LN聖火リレーに参加
C-lightningの元となるブロックストリームのライトニングネットワークとは、ビットコインの取引スピードの改善や手数料高騰問題の解決、マイクロペイメント(小額決済)などを可能にする技術です。
仮想通貨ニュースサイトのコインテレグラフによると、ビットコイン関連の統計データからみたライトニングネットワークの決済可能容量は、2018年12月末時点で約200万ドルを超えたとのことです。
同じくコインテレグラフによると、ブロックストリームの共同設立者でCEOのアダム・バック氏は2月末にライトニングネットワークの普及を目的とした聖火リレー、「ライトニング聖火リレー(ライトニング・トーチ)」に参加したとのことです。
更に、その聖火を元ペイパルCOOでブロックストリームを当初から支援していたリード・ホフマン氏に受け渡し、話題になったそうです。