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フェイスブックの独自仮想通貨が実働した場合、2021年までにおよそ2.1兆円の追加収益が見込めると国際金融グループのアナリストが分析しました。
Facebookの独自仮想通貨、実働した場合の利益は?
イギリスに本拠点を置く国際金融グループであるBarclaysのアナリスト:Ross Sandler氏は、フェイスブックの独自仮想通貨が実働した場合、2021年にはおよそ190億ドル(2.1兆円)相当の追加収益につながる可能性があると分析しました。
フェイスブックの独自仮想通貨(`Facebook Coin`)については、昨年12月にブルームバーグがその開発を報じていましたが、フェイスブックはこれに対してコメントをしていませんでした。
インターネットアナリストであるSandler氏は今回の予想で、以下のような分析をしています。
一方でSandler氏は、今回のフェイスブックの独自仮想通貨に関する別の側面についても分析しています。
もし、フェイスブックが独自仮想通貨を実働させた場合、フェイスブックは法定通貨とその通貨間で発生する交換手数料による影響をもろに受けることになり、それが事業収益を減らすことにもなるだろう、というものです。
また、Sandler氏はフェイスブックが以前考案していた決済サービスプロジェクト(Facebook credits)についても触れています。
この決済サービスは今日の仮想通貨と類似したもので、ユーザーが国内の通貨を利用して前払いしたものをアプリ内で利用できるサービスです。
カルフォルニアに拠点を置くMenlo Parkによって、2010年に開発されています。
Sandler氏は、このフェイスブックの独自仮想通貨について、最初のうちは2010年に構想されていたようなマイクロペイメントや国内のP2P向けにリリースされるだろうと述べています。
ちなみにフェイスブックは最近、ブロックチェーンのスタートアップ企業から多数の技術者を採用しています。