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米国金融最大手のフェディリティの仮想通貨関連サービス子会社Fidelity Digital Asset (FDA)は、適確投資家向けの仮想通貨カストディサービスと取引サービスを開始することが明らかになりました。
当初の計画では今年の第一四半期にサービスを開始する予定でした。
仮想通貨カストディサービス開始は慎重に
今年2月には、フェディリティの仮想通貨カストディ及び取引サービスのプラットフォームが、大手ヘッジファンドや、金融機関などを含む限定された顧客にのテストを行なっているとCoindeskにより報道されています。
2兆8千億ドルもの資産を管理するフェディリティは、初めてデジタル資産のカストディサービスの提供に乗り出した伝統的な金融大手の一つですが、いまだに仮想通貨業界の行方を注意深く伺いながら慎重に計画を進めているようです。
大手顧客基盤と膨大なネットワークを武器に
一方で、フェディリティのCEOであるAbigail Johnson氏は、次のように指摘しています。
「フェディリティの持つ大手顧客基盤と蓄積されたネットワークは明らかに有利な点と言える。
例えば、Coinbaseはいまだにほとんどの人があまり耳にしたことのない企業であり、独立したアドバイスを求められるネットワークも持ち合わせていない。」
数十億ドルもの資産を管理しているCoinbaseは、最近ニューヨーク州金融サービス局からの承認を取得し昨年の10月にすでにカストディサービスを開始しています。