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仮想通貨Huobiグループは、米国子会社のHuobi USの運営する取引所HBUSの取引サービスを12月15日に停止すると発表しました。
Huobiの通知によると、HBUSの顧客は2020年の1月31日までに全ての資産を引き出さなくてはならないとのことです。
FAQによると、残高が最低引き出し額に満たない顧客は、資産を他の仮想通貨か法定通貨に交換した上で、他の条件を満たしていることを確認する必要があるとのことです。
資産のデポジットサービスはすでに停止しているとのことです。
出典:https://support.huobi.us/hc/en-us/articles/360037682891
統合化と影響力を高めるねらい
Huobi Globalは11月初めに、仮想通貨に関する米国の規制を遵守するための措置として米国居住者のサービス利用を禁止し、取引や譲渡の防止のために口座を無効にすると発表しました。
Huobiは米国市場から撤退するのではなく、米国における戦力パートナーであるHBUSを通じて米国の顧客にサービスを提供するとのことです。
Huobiは、12月9日に発表した今回の新たな動きは、「現在進行中の戦略的構想の一環として、より統合化され、影響力の高い運営体制で再開する」ためのものであると説明しています。
グローバル展開を積極的に推進
HBUSは、2018年に立ち上げられ、金融犯罪ネットワークFinCEN(Financial Crime Enforcement Network)のマネーサービス事業として登録されています。
Huobiはさらに今年初めには、同社のOTCデスクの大型投資家をターゲットとした機関投資家向け販売や、カスタマーサービスグループを立ち上げています。
Huobiグループは、米国子会社とは異なり、最近事業を拡大させています。
先週には中国政府主導のブロックチェーンアライアンスへの参加を発表しています。
また、7月にはタイで仮想通貨取引所を運営するためのライセンスを取得しており、今年第3四半期にサービス提供予定です。
6月にはトルコで仮想通貨取引所立ち上げの計画を発表しており、年末までには開始予定とのことです。
9月にはアルゼンチンで仮想通貨取引所を立ち上げています。