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大手取引所、フォビグローバル(Huobi Global)のアメリカにおけるパートナー企業、エイチバス(Hbus)が、大口機関投資家をターゲットとするサービスや商品を開発する新しいチームを結成したと発表されました。
このエイチバスの新チームを率いるのは、世界最大の資産運用会社であるブラックロック(BlackRock)のアセットマネージャーを務めたKatelyn Mew氏、フィンテックプロバイダーのトラトレーディングサービス(Tora Trading Service)出身のOren Blonstein氏です。
Blonstein氏は「大きな成長が見込めるマーケットセグメントに注目した結果、新しく機関投資家向けセールス及びサービスのグループを立ち上げることとなった。
我々は実際に機関投資家向けのプロジェクトに乗り出しており、新たなマーケットに参入し始めたところだ。
今後も複数の新サービスのローンチを予定しており、来月にはトークンレンディングやOTC取引サービスを公開する」と述べています。
プレスリリースによると詳細は未定ですが、ステーブルコインの立ち上げも計画しているとのことです。
さらに発表の中で、「洗練された取引システムと信頼性の高いマーケットを目指す」とあります。
機関投資家への普及目指す
Katelyn Mew氏は、現状での伝統的な金融サービス業界と仮想通貨業界の距離の遠さを指摘していますが、より多くの機関投資家がポートフォリオにデジタル資産を追加するようになれば、フォビのような安全で信頼性の高いパートナーがますます求められるようになると発言しています。
エイチバスの新チームは、独自のサービスを通じて「機関投資家が仮想通貨マーケットに参入する有効なインターフェースの役割を担う」としています。
しかし、ここ数週間で投資信託大手Fedility、仮想通貨スタートアップLGO Marketsなど様々な企業が、機関投資家向けのサービスに乗り出しており、新しい分野での競争は激化しそうです。