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アイオータ財団(Iota Foundation)は9月17日にChronicle(クロニクル)の導入を発表しました。
これにより、ノード所有者はTangle(IOTAの分散型台帳)のすべてのデータを保存し、必要とするデータにいつでも、素早くアクセスできるようになりました。
財団は将来的に、このクロニクルの機能や能力を更に拡張していく予定です。
コミュニティを招いて、パーマノードの発展と拡大の為に補助金を発行する予定とも述べています。
分散型の耐障害性のパーマノードソリューション
このクロニクルが導入される以前、ノード所有者は、データベースの容量制限に直面していました。
そこで、アイオータはローカルスナップショットを導入し、古いトランザクションを消してデータベースを小さくしようと試みました。
しかし、この方法では長期間保存しておくべきデータには適していませんでした。
詳細については割愛しますが、IOTA公式サイトの記載から引用すると、
このクロニクルは、障害許容性のあるパーマノードソリューションで、様々なサービスで普及してきているElixir/Erlangといった言語でできたエコスステムで拡張、設計、および開発されています。
プロジェクトは今後、Rust環境にポートされ、財団が管理する公式の本番環境の構築ブロックになります。
とのことです。(公式サイトURLは参考サイトに記載)
エネルギーを意識したスマートシティの為にIOTAのTangleが貢献
ラグジュアリー・カーのジャガーランドローバー社と、電気・ガス供給売上で世界2位とされる仏エンジーの研究ラボとのIOTAの提携は、8月30日に報道されました。
その目的は、自動車に使用するエネルギーが環境に配慮したものであるかどうかを追跡して、プルーフオブコンセプト(PoC)の実証するためです。
このPoCデモンストレーションでは、ジャガーランドローバー社のI-PaceとIotaの技術を組み合わせることでエネルギーの出所を追跡したり、走行する道路の状況や天候、高速道路やパーキングの状況がわかるほか、通行料、駐車場料金、充電などでの決済サービスも利用できるそうです。
アイオータは、IoTを通じた最先端のエコシステムだけでなく、ユーザー意識をくすぐるクールなものを提供し続けている印象がありますね。今後の発展にも大いに期待したいところです。