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ライトコインの半減期まであと数日となりました。
マイニング報酬が12.5LTCに半減されます。
半減期を迎えたコインの価格動向がどちらに傾くのか、岐路に立される仮想通貨全体のマーケットからは動向が読みずらい状況ですね。
過去の半減期では、大幅な価格上昇が急激に起こり、その後次第に評価が下がっていきます。
今回の半減期には、どんな不安と期待の目が向けられているのでしょうか。
半減期の影響(1)ハッシュレートから見る今後の値動き
ライトコイン(LTC)は時価総額4位のコインで、最近では約9,700円ほどで取引されています。
ライトコインのハッシュレートを見てみると、比較的高い水準を維持しており、474TH/S(毎秒474テラハッシュ)を超えていますが、依然としてピーク時の523TH/sには達しません。
このハッシュレートもまた、マイニング報酬が減れば影響を受ける可能性があります。
ライトコインのネットワークは1日あたり25,000件のトランザクションがあると機能しますが、ブロックごとのトランザクション報酬を確保するにはかなり不十分な数値です。
半減期の影響(2)通貨取引量から伺える動向
取引所のベースコインとして複数の仮想通貨とペアを構成している為、LTC取引量は依然として約2700億円もの規模を誇ります。
ビットコイン市場からの流入によりライトコインの取引量は約287億2800万円まで押し上げられ、テザー(USDT)からはおよそ約179億2800万円が直接流れ込みました。
当座の間は、ライトコインが急成長してアルトコインの時流となる引き金となり得るのか、定かではありません。LTC/BTCは0.0093BTC辺りで推移しており、未だにビットコインへの潮流を変えるには至っていません。
ライトコインの半減期は市場を活気づかせるのか?
7月も月末となり、ビットコイン市場は月次でみても損失を記録しています。
アルトコインは未だにどれも回復に至っていない中、「今回のライトコイン半減期が市場を活気づかせる引き金になるかもしれない」と願う声も聞かれます。
LTC価格が15,000円に達すれば、半減されたマイニング報酬も気にならなくなるかもしれません。
現在、暗号通貨の取引は、テザー(USDT)とビットコイン(BTC)がの大部分を占めています。
ライトコインはすべての暗号通貨の活動の5.29%を占め、取引量では第4位のアセットです。
ニッチな取引所やさらに珍しい取引ペアなどのライトコインの影響は市場を活気づかせる可能性があります。
現時点では、価格全体が低迷しているため、ブレイクアウトするかは予測不可能なままではありますが、半減期までの数日の間に13,000円までの回復が期待されています。
*価格は全て掲載時のレートで記載しています。