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ライトコインの価格が、3桁に達しました。
コインデスクのLitecoin Price Indexによると、仮想通貨市場での時価総額ランキング5位のライトコインは、107.71ドルに達し(協定世界時UTC2:00時点)、2018年12月以来の高値を更新したとのことです。
上昇の動きは、直近2〜3時間で明らかになりました。
24時間ベースでは1%上昇し、現在は94ドル付近で取引されています。
ビットコインの調整局面突入でアルトコインへ資金流入か
上昇に転じているのはライトコインだけではありません。
イーサリアム、リップル、EOS、バイナンスコインなど他の主要仮想通貨も上昇しています。
中でも上昇ぶりが顕著なのがイーサリアムで、昨年9月以来の高値水準となる272ドルまで上昇しています。
また、コインマーケットキャップによると、直近24時間では仮想通貨トップ10位の中でベストパフォーマンスを記録しているとのことです。
ビットコインの上昇トレンドに陰りが見え始めたことから、直近48時間ではアルトコインが好まれる傾向が見られるとのことです。
ビットコインは今日のアジアの取引時間中に10ヶ月ぶりの最高値8360ドルを更新しましたが、その後すぐに8000ドルに戻しています。
ビットコインが8000ドル超えを目指してもみ合っているため、投資家は資金をアルトコインへ移し始めたとも考えられます。
ライトコインのマイニング報酬の半減期の影響
特にライトコインは、90日以内にマイニング報酬の半減期を迎えるため、今後数週間は価格が上昇する可能性があります。
8月6日にライトコインのブロックチェーンはマイニング報酬を25LTCから12.5LTCに半減されます。
インフレを抑制することが目的とされるこの半減期は4年ごとに実施され、市場では事前に価格が調整されることが歴史的にデータに基づいて予想されています。
USドルペアのチャートでは、本日未明に100ドル超まで高騰しています。
この上昇トレンドは、相対力指数(RSI)が70以上を示したため買われすぎとの見方が強まっています。
しかし一方では、半減期が3ヶ月以内に迫っていることから、さらに強気相場に転じ155ドルまで上昇するのではという見方もあります。
この155ドルとは、2017年12月の高値と2018年12月の安値から算出したフィボナッチリトレースメントの38.2%の値です。
もし、ライトコインが相対力指数(RSI)68.83以下で、現在の上昇と下落を繰り返しながらの上昇を逸脱する動きを見せ始めると、この上昇トレンドの予想は無効となる可能性もあります。
それでもライトコインはビットコインのパフォーマンスを上回っており、直近では若干下落し始めている状況です。