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フランスのハイブランド大手モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH) がConsenSysとMicrosoftと共同でブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ、商品の追跡に活用するとのことです。
ルイ・ヴィトンとクリスチャン・ディオールの正真性を強化
AURAと呼ばれるブロックチェーン基盤のプラットフォームは2019年の5月か6月にLVMHの2つの主要子会社ルイ・ヴィトンと パルファン・クリスチャン・ディオールに導入されるとのことです。
ルイ・ヴィトンは、1854年に設立された老舗のフランスのメゾンで有名なLVのロゴで知られています。
また、パルファン・クリスチャン・ディオールは、フランスのもう一つのファッションメゾン クリスチャン・ディオールの香水や化粧品ラインを手がけるブランドです。
報道によると、AURAプラットフォームはJPMorganのQuorumブロックチェーンプラットフォームを基盤としイーサリアムブロックチェーン上に構築されるとのことです。
AURAの新たなステージで、販売時点からの記録の追跡を可能にすることで、LVMHの高級商品の正真性が証明されることが期待されています。
同社は次のステップとしては、知的財産保護や、限定商品やイベント案内また、偽広告への対策などにも活用したいとのことです。
今回のAURAの活用が成功すれば、LVMHの他のブランドにも導入し最終的には競合ブランドにも波及するだろうとのことです。
UPSなど他業種大手でもブロックチェーン導入相次ぐ
最近、米国の運送大手UPSも商品のサプライチェーンにブロックチェーン技術を導入し始めました。
” Zippy”と呼ばれる新しいブロックチェーンプロジェクトを発端に、Eコマース技術開発の企業と共同で立ち上げられました。
商品の運搬システムだけでなく商品のリストアップから配送までサプライチェーン全体の履歴を追跡可能にするシステムが開発されているとのことです。