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ニュース1 ステラ・ルーメン(XLM)が米コインベースに上場
米国の仮想通貨取引所大手のコインベースは13日、新しく取り扱う通貨としてステラ・ルーメン(XLM)を上場させたと発表しました。
ステラとはリップルの共同開発者のジェド・マカレブ氏によって立ち上げられた決済システムプラットフォームであり、ルーメンはそのプラットフォーム上で使用される仮想通貨。
世界の金融インフラを統一することにより、低コストで安全な銀行間、企業間、個人間の送金を目指しているXLMのコインベース上場は昨年末から期待されていました。
コインベースは昨年の12月、XLMを含む約30の仮想通貨を上場を目的とした対象通貨として挙げていて、既にそのうち8通貨を上場させていたます。
ニュース2 米SECが仮想通貨関係者と直接対話
米国証券取引委員会(SEC)はこの程、仮想通貨やフィンテック関係者との連携強化と直接対話のための会合を全国各地域で開催すると発表しました。
窓口となるのは昨年10月に設立されたSECのフィンテック支援部門のFinHubで、3月26日にSECのサンフランシスコ支店で開催される初会合を皮切りに、全国に広げていくとのことです。
一連の会合の狙いは、SECとフィンテック業界との連携を強化するとともに、フィンテック関係者からの規制や証券関連法に関する質問を直接SEC職員が応じることによる相互理解と関係強化。
FinHubの正式名称は「イノベーションと金融技術の戦略中枢」。米国における仮想通貨を含むフィンテック企業とのコミュニケーションをはかることが主な業務となっています。
ニュース3 IBMが仮想通貨カストディ業務にひそかに参戦
米国の投資会社のシャトル・ホールディングスは今月、IBMのクラウドや暗号化技術を使用したデジタル資産向けカストディサービスのベータ版をローンチすると、仮想通貨ニュースサイトのコインデスクは報道しています。
これにより、IBMが仮想通貨カストディ業務にも参戦したことになり、今まで以上にデジタル資産分野への関与を深めていく姿勢がうかがえます。同社は既に企業向けブロックチェーンを開発しており、仮想通貨を使用した決済システム提供のステラとの関係も強化しています。
IBMの技術を使用した今回のシャトルのサービスは、主に銀行や証券会社、信託、ファンド、プライベートバンク、大口投資家など、個別のカストディーサービスを必要とする層であるとのことです。