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4大会計事務所の1つである米国のPwC社が、仮想通貨取引を監査できるソフトウェアをリリースすることが明らかになりました。
健全な管理が必須かつ急務とされる仮想通貨業界において、今回発表されたソフトウェアの強みは2点あるといいます。
プライベートキーと公開アドレスをセットで保管
このソフトウェアでは、プライベートキーと公開アドレスのセットを、企業は独立して永久に保管できるとのことです。
これにより、それぞれの仮想通貨の所有者が誰なのかを明確にすることが可能になるとのことです。
ブロックチェーンの管理
今回のソフトウェアは、ブロックチェーン上の仮想通貨取引や資産の残高に関する情報を企業が他社に頼ることなく安全に収集することができるとのことです。
これにより、監査法人でなくてもブロックチェーンや仮想通貨という新しい分野に参入することが可能になるといいます。
8種類の仮想通貨の監査が可能
現時点で、このソフトウェアでの監査が可能な仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインダイヤモンド、OAXの8種類とのことです。
このツールはPwC社と直接関連のない企業も活用することができるとのことで、企業が正確な監査結果を得るためのプロセスに役立てたいとのことです。
PwC社の責任者であるJames Chalmers氏は、市場における技術の変化についていくことの重要性を強調しています。
新しい技術が生まれたら、それに応じたツールを開発し、人々の多様な要求に応えていくと意欲を示しました。
世界的大手監査事務所が発表したこの監査ソフトが、今後どのように企業や法的機関に活用されるのか多くの注目が集まっています。