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米国サンフランシスコを拠点とし、ブロックチェーンやスマートコントラクトの監査サービスを展開しているQuantstamp Inc.が、日本におけるサービス拡充のためクォントスタンプ・ジャパン合同会社を設立すると発表しました。
セキュリティツールを独自開発
Quantstamp Inc.は、Quantstampプロトコルや、自動セキュリティツールを独自開発し、監査を行い、スマートコントラクトを担保するサービスを提供しています。
Quantstampプロトコルは、公開閲覧可能なスキャンレポートの作成を通じて、スマートコントラクトのセキュリティやスマートコントラクトを作成するプロジェクトの信憑性を高めることを目指しているとのことです。
大手企業やファンドからの資金調達に成功
発表によると、Quantstamp Inc.は独自のソフトウェアや機密情報監査サービスを通じて、これまでに5億ドル以上のスマートコントラクトにおける取引額を担保してきたとのことです。
2018年夏にはプロサッカー選手の本田圭佑氏の手掛ける個人ファンド「KSK Angel Fund」やTransLink Capital、野村ホールディングス及び株式会社DGインキュベーションからの資金調達に成功したとのことです。
ブロックチェーン業界のセキュリティ対策を担う
Quantstamp Inc.の共同創業者であるリチャード・マ氏は次にように述べています。
「日本はデジタル決済における重要なマーケットであり、このテクノロジーを取り巻く企業からの興味関心はとても高いと考えている。」
野村ホールディングスのイノベーション推進担当である八木三郎氏は次のように述べています。
「今後金融の世界でブロックチェーンが採用されるにつれ、スマートコントラクトはさらに重要な役割を果たし、最高レベルのセキュリティ、監査や認証がますます不可欠なものになると想定しています。
ブロックチェーンのセキュリティ拡充を目指すQuantstamp Inc.には、大いに期待しています。」
QuantstampI nc.は、ブロックチェーンにおけるセキュリティ面で業界を牽引しており、Binanceをはじめとする、世界最大級のブロックチェーン企業のセキュリティ対策に貢献しています。
また、防衛、自動車、航空などの分野のシステム検証なども幅広く手がけているとのことです。
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