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りそな銀行「Money Tap」から撤退
りそな銀行は11日、SBI リップル・アジア提供のブロックチェーンベース送金アプリ「Money Tap」との連携を中止すると公式サイトで発表しました。
「Money Tap」は、リップル社の銀行間送金のスピードを速める技術xCurrentを活用しており、銀行口座間の送金を24時間365日リアルタイムで行うことができます。
4月15日現在では「Money Tap」公式サイトにも提携銀行としてりそな銀行の名前が入っていますが、発表では連携中止日は5月13日(月)とされています。
撤退理由については明かされていません。
りそな銀行 自社送金プラットフォーム開発に注力か
しかし、りそな銀行は2018年度の報告書の中で、「Money Tap」とは別の、自社の資産管理・送金プラットフォーム構築計画を発表しています。
よって、独自の開発に力を入れ、差別化を図る方針ではないかという見方もあります。
今回の撤退発表によって、「Money Tap」の提携銀行は住信SBIネット銀行とスルガ銀行の2行のみになります。
ただ、3月には「Money Tap」はセブン銀行、きらぼし銀行、京葉銀行などを含む13行から出資を受けたという発表がありました。
今後の「Money Tap」の浸透や発展には、出資に関わった銀行の動きが大きく関わってくると見られます。