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SBIホールディングスは、ドイツ第2位の証券取引所Boerse Stuttgartグループと提携し日本を含むアジアと欧州地域で仮想通貨ビジネスを展開すると発表しました。
また、Boerse Stuttgartグループ傘下のデジタル資産取引所に出資するとのことです。
Boerse Stuttgartグループとの提携・出資
SBIグループはBoerse Stuttgartの仮想通貨分散型取引所(DEX)であるBoerse Stuttgart Digital Exchange(BSDEX)とBoerse Stuttgart Digital Venturesに出資するとのことです。
出資額の詳細は明らかにされていません。
BSDEXは、ドイツ銀行法に準拠した初の仮想通貨分散型取引所DEXであり、今年9月に開業、12月に全てのユーザーに対してサービスを開始しています。
BSDEXでは現在ユーロとビットコインの取引を取り扱っていますが、将来的には他の仮想通貨やセキュリティトークンの取り扱いも予定しているとのことです。
Boerse Stuttgart Digital Venturesは、仮想通貨取引アプリ「BISON(バイソン)」の開発を手掛けている企業です。
BISONでは、年初からビットコイン、ライトコイン、リップルの取引サービスを手数料無料で提供しています。
SBIホールディングスのCEOである北尾氏は、次のように述べています。
「SBIがデジタル資産の金融エコシステムを確立する上で最優先事項は、信頼できるグローバル金融パートナーを見つけることです。」
Boerse StuttgartのCEOであるアレクサンダー・ヘップナー氏は、次のよう述べています。
「アジア、欧州は仮想通貨の成長が最も著しい地域です。我々は理想的なパートナーであるSBIグループと共に、デジタル資産の価値に見合う効率性の高いグローバルエコシステムを実現するために前進していきます。また、デジタル資産の相互発行や取扱い、国際的なカストディサービスの仲介などの分野でも協力する可能性があります。」
今後は、欧州・アジア地域間における、デジタル資産の上場や仲介など幅広い分野での両者が協業する可能性が考えられます。