<この記事(ページ)は 3分で読めます>
SBIホールディングスとGMOインターネットが米国テキサス州ロックデールで、ビットコインのマイニング事業を開始することが明らかになりました。
ドイツNorthern Bitcoinと提携
Bloombergの報道によると、両企業はドイツのビットコインマイニング企業Northern Bitcoinの子会社である米Whinstoneと契約を結んだとのことです。
Northern Bitcoinの施設で数ヶ月以内にマイニング事業を開始する予定とのことです。
Northern Bitcoinは近年、ビットコインマイニング事態からは退き、大規模投資家向けにマイニングのプランニングや管理サービスへ事業をシフトさせてきました。
Bitmainの3倍の電力発電容量
フランクフルトを拠点とするNorthern Bitcoinは、ロックデールにある同社のマイニング施設が完成すれば、300メガワッツの発電容量を持つとしており、全ての施設が完成すれば年末までには1ギガワッツに達する大規模なマイニング施設になると発表しています。
この発電容量は、中国のBitmainのテキサス施設の3倍の規模に相当します。
Northern Bitcoinは、仮想通貨マイニングの他にも高速なビデオレンダリングや人工知能アプリケーションを利用するための施設としても機能する予定とのことです。
テキサス州でマイニングが急成長
米国テキサス州に、大手仮想通貨マイニング企業が拠点を置く動きが活発化しています。
中国の大手仮想通貨マイニング企業のBitmainもマイニング施設をテキサス州に構えています。
テキサス州の安定したエネルギー資源が、仮想通貨マイニングにとって不可欠な基盤になっていると言います。
またロックデールは石炭も豊富で、風力エネルギーも発達している地域です。
そのため、電気代が安く、現地企業のBitmain、Cannan Creativeなどのマイニング機器大手から機材を入手しやすい環境も整っています。
現在は世界のマイニングの70%が中国で行われていますが、今後はロックデールが新たなマイニング事業の中心地となる可能性も考えられます。