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米国証券取引委員会(SEC)が、3つのビットコインETFの可否判断延期を決定したとのことです。
今回、可否判断が延期されたETFは、今年初めにBitWse Asset Management、VanEch/SolidX、Wilshire Phoenixがニューヨーク証券取引所とCboe BZXに提出したものです。
これらは、初のビットコインETFとして機関投資家参入の突破口になるのではとの期待が高まっていました。
これらのETFのうちBitWse Asset Management、VanEch/SolidXから申請されたものは最終期限がそれぞれ10月13日と10月18日とのことです。
Wilshire Phoenixから申請されたETFの最終判断期限は9月29日とのことです。
ビットコインETF申請件数増えるも承認ならず
ここ最近、多くの企業からビットコインETFの申請が提出されています。
しかし、規制当局は取引所による市場の価格操作の懸念や投資家保護対策が不十分である点などを問題視しており、未だ一つも承認していません。
BitWiseはこれらの懸念を軽減するように努めており、実際のビットコイン市場の規模はまだ小さく、厳しく規制と監視のもとにCME先物市場との取引を行っているとした複数の報告書を公表しています。
SECは以前、3月と5月にもVanEchとBitwiseのETFの申請を延期しています。
5月の延期決定後、SECはさらなる情報収集や意見を集めるために14の質問を公表しています。
昨年12月に、SECの「Crypto Mom」と呼ばれるHester Pierce氏は投資家らに向けてビットコインETFが承認されるまであまり期待をしすぎないようにと釘を刺しています。
「20年後に承認されるかもしれないし、明日承認されるかもしれない。SECはFinhubを設置するまでにも長い時間をかけている。ETFの承認が下りるまではさらに長い時間がかかるかもしれない。」
今年6月に、SECの議長であるJay Clayton氏は次のように述べています。
「規制当局は、仮想通貨の管理サービスに安定を感じるまでは、ETFを先に進めることはできない。」
Clayton氏は、SECが満足できるような市場の価格操作排除の対策を打ち出す必要があるとしています。