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ソフトバンクやSBIが出資する中国のフィンテック大手ワンコネクトが、ニューヨーク証券取引所で新規株式公開(IPO)を行うことが明らかになりました。
ワンコネクトは、中国最大手の保険会社平安保険のグループ企業です。
AIや、ブロックチェーン技術を活用した金融サービスを手掛けています。
ワンコネクトは、中小規模の銀行にブロックチェーンを用いて金融サービスを提供しています。
2018年にはブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ、金融、不動産、自動車、医療、スマートシティに重点をおいたソリューションを展開しています。
また、香港政府が進める貿易金融プラットフォーム「e-TradeConnect」にも利用されています。
当初は、評価額を高めるために香港市場での上場を検討しましたが、大規模な反政府デモの影響を考慮して米国市場での上場に転換したとのことです。
ソフトバンク WeWorkへの出資失敗に続き再び窮地に
ソフトバンクは出資したWeWorkの評価額が、47億ドルから8億ドル以下に下がったことから大幅な損失を出しています。
今回のIPOでの評価額は、Bloombergの試算によると44億ドルから52億ドルとのことです。
昨年ソフトバンクとSBIが出資した際の75億ドルから、大幅に評価額が下がることになります。
ソフトバンクは前年のWeWorkでの損失に続く、今回の評価額の下落により投資家からは厳しい目が向けられそうです。