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注目のフィンテック先進企業
13日、ビジョンファンドでソフトバンクが出資する中国のフィンテック企業、「ワンコネクト・ファイナンシャル・テクノロジー」が米証券取引委員会にIPO(新規株式公開)の目論見書を提出しました。
同社は、中国大手保険会社である「中国平安」のグループ企業で、貿易金融、サプライチェーンファイナンスから医療、不動産、スマートシティといった多様な分野でのフィンテック事業を計画しています。
10月に国家インターネット情報公弁室によって作成された「ブロックチェーンプロジェクトリスト」に、同社のブロックチェーンベースの投票システム・意思決定システムが掲載されており、注目度の高い企業です。
既にワンコネクトの技術は香港政府によって採用されており、政府が進める貿易金融プラットフォーム「eトレードコネクト」に使われています。
米国での上場を目指して
目論見書によると、資金調達額は1億ドルにのぼり、IPO引受先にはモルガン・スタンレー、ゴールドマンサックス、JPモルガンといった著名な投資銀行が名を連ねます。
ナスダックやニューヨーク証券取引所での上場を目指しています。
アメリカでの上場を達成すれば、中国での事業が大きく進展・拡大すると予想できます。