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イーサリアム基盤の分散型ステーブルコイン「DAI」が。Visaカードの加盟店舗で支払い可能になりました。
29日のプレスリリースによると、仮想通貨スタートアップ企業「2Gether」が、自社のプラットフォームにDAIのサポートを追加したとのことです。
ユーロと同様の支払い手段に
2Getherのユーザーは、Visaの加盟店であればどこでも手数料無料で、DAIを現金のように使うことができるようになります。
さらに2Getherは、DAIの保有者は13種類の仮想通貨の売り買いが可能になるとしており、外部アドレスへ送金する際にも手数料は無料であるとのことです。
DAIは2Getherのプラットフォームに初めて追加されたステーブルコインです。
現在のところ2Getherのサービスは欧州のみで展開しています。
テザーもEコマースで拡大
ステーブルコインのテザー(USDT)も、最近Eコマースでに利用が拡大しています。
テザーはクレジットカードや従来の決済システムよりも速く、効率的に決済を行うことができるとのことです。
一部のアナリストの間では、テザーがビットコインやイーサリアムに迫るほど決済手段として拡大していると言います。
一方では、ステーブルコインの決済手段としての将来に不安要素がないとは言い切れない意見もあります。
米国議会では、全てのステーブルコインは投資契約として扱われるとして、ステーブルコインを証券とみなすといった法案を検討しています。
決済手段としてのステーブルコインの普及が徐々に拡大しています。
加速するキャッシュレス化の流れに乗って今後も拡大が進むことが予想される一方で、統一された法規制の整備が急がれます。