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スイスの電気通信大手スイスコムは、トークン化されたアートを提供する計画を発表しました。
ホテルやレストランのディスプレイで使われているデジタルアートの多くは、著作権保護のシステムや配信プラットフォームの保証が十分ではなく、作品の多くは違法に使用されいるといいます。
このような状況を改善するために、スイスコムのインターナショナル・イノベーション・プログラム”Kichbox”から子会社化したスタートアップdloop が、アプリ”Noow”を立ち上げたとのことです。
作品の配信とアーティストへの支払いを同時に
同社が開発した”Noow”と呼ばれるアプリはERC721スマートコントラクトを採用するイーサリアムブロックチェーンを基盤とし、アート作品の認証を行うとのことです。
デジタル認証により、バイヤーやアーティストから購入者へアート作品の移行を価値の信憑性を損なうことなく簡単に行うことができるといいます。
またブロックチェーンソリューションを採用することで買い手の所有権を保護し、作品配信とアーティストへの支払いを同時に行うことができるとのことです。
トークン化された作品はスイスコムのテレビネットワークであるスイスコムTVを通じて提供されるとのことです。
スイスコムTVは、テレビスクリーンでアート作品を提供した最初のプロバイダーであるとのことです。
スイスコムTVによりセレクトされたアーティストの限定作品を独占提供するとのことです。
ブロックチェーン基盤のシステムを採用することで作品の著作権を保護しアーティストへの支払いも保証するとのことです。
スイスではアート作品へのブロックチェーン技術活用が進んでいるといいます。