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ロシアの地元メディアによると、チャットアプリ大手のテレグラムが、同社のテレグラム・オープン・ネットワーク上でGramトークンを使用したプライベートベータ版の立ち上げに取り組んでいるとのことです。
複数のプログラマーとベータ版の試験担当者が、多くの関心が集まる仮想通貨プロジェクトに参加しているとのことですが、このプロジェクトに関するテストの進捗情報の詳細は明らかにされていません。
プライベートメッセージアプリは、世界中で広く普及しており、多くの仮想通貨ユーザーグループのホストとしての役割を果たすようになっています。
このような背景から、テレグラム仮想通貨の立ち上げには多くの関心が集まっています。
Gramトークンへの期待
テレグラム・オープン・ネットワーク(TON)は過去数週間の進捗情報を報告していますが、2018年のICOの17億ドルという調達額が報告されて以来、プロジェクトの詳細は明らかにされていません。
テレグラムは、イーサリアムやNEO、Tronとは異なり、同社の莫大な数のユーザーベースで、分散型台帳技術を駆使したブロックチェーンプラットフォームを提供することに注力してきました。
Gramトークンを利用してユーザーが分散型アプリケーションを利用できるようにするとのことです。
ICOマーケットの資本化やそれに近い状態が維持されれば、Gramトークンは、現在存在する仮想通貨の中でも最も価値の高い仮想通貨の一つとしてスタートを切るだろうとのことです。
プロジェクトが成功し、結果が得られて取引コミュニティからの関心を維持することができれば、トップ10位か5位の仮想通貨にランクインすることも容易だろうとのことです。
それだけ多くの人々の関心がこのミステリアスなプロジェクトへ向けられているようです。
10月末をめどに立ち上げか
コインテレグラフによると、テレグラム・オープン・ネットワーク(TON)は10月末をめどにトークン購入ができるようになることを目指しているとのことです。
テレグラムは、今年初めに行くつかのサインとなる動きを見せています。
イギリスでの事業登録の一つを清算したとのことです。
これはイギリスのブレグジットをめぐる規制の変革に対応したものとみられています。
2018年4月からテレグラムはFSB(金融安定理事会)のユーザーの会話監視の要請を拒否したとして、ロシアでは禁止されています。
2018年ロシアで禁止されているにも関わらず、ロシアの開発者らと接触しているという報道が信頼できるものであるならば、非常に興味深いことです。
テレグラム・オープン・ネットワークのGramが完成し取引が開始されれば、おそらくたちまちのうちに広く取引される仮想通貨になるのではと期待されています。