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UAEとサウジアラビアは共同で新たな仮想通貨のパイロット版立ち上げを発表しました。
経済、社会、軍事分野における7つのイニシアチブ
UAEのEmirates News Agencyによると、サウジアラビアとUAEの合同の委員会がアブダビで開かれ、両国から総勢16人のメンバーが参加し、経済、社会、軍事の分野においての統合事業計画について協議されました。
この協議では、金融サービス、観光、航空事業、起業支援、関税などの分野における2国間共同事業などについての7つの戦略的取り組みが発表されました。
国際送金を重視”Saudi-Emiratiパイロット仮想通貨”
これらのイニシアチブの一つとして、サウジアラビアとUAEが共同で発行する仮想通貨”Saudi-Emiratiパイロット仮想通貨”の立ち上げが行われました。
新たな仮想通貨は、国際送金を重視しており、主に銀行をターゲットとしてブロックチェーンの理解を深め、より円滑な国際送金の実用化のため実験的に採用されるとのことです。
また、顧客資産の保護のためのセーフガードを模索し、技術的基準を定めるとともにサイバーセキュリティリスクにも備えるとしています。
仮想通貨プロジェクトを実施することで、法定通貨の金融政策に与える影響についても調査していくとしています。
激化する国際送金サービス競争
国際送金においては、現在リップルやSWIFT、中国のアリババの決済サービス子会社AliPayなどが先陣を切って技術開発を進めています。
加熱する国際送金サービスの競争に大国のUAEとサウジがどのように対抗していくのか、今後の展開に注目が集まります。
参考サイト:
”https://cointelegraph.com/news/united-arab-emirates-and-saudi-arabia-collaborate-on-new-cryptocurrency”
”http://wam.ae/en/details/1395302733616”