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米配車アプリを運営するUberは28日、金融ざービス部門「Uber Money」を立ち上げることを発表しました。
リアルタイム決済や、デビットカードクレジットカード、ウォレットサービスなどを展開していくとのことです。
アプリ連動でスムーズな決済とキャッシュバックを提供
Uberデビットカードサービスでは、月額手数料無料のUber デビットカード口座とUber Driver’s アプリを連動させることでスムーズで迅速な決済が可能になります。
また、これらのカードを使うと、3〜6%のキャッシュバックを受けることができます。
Uberクレジットカードサービスでは、金融大手のBarclaysと提携し、Uberのプラットフォームで決済を行うとカードメンバーは5%のUber Cashが付与されます。
デジタルウォレットのUber Walletサービスでは、ドライバーは決済履歴の確認や口座の管理を行うことが可能になります。
数週間以内にUber Driber APPを開始し、UberやUber Eatsのアプリとの連動も予定しているとのことです。
新興国のドライバーに金融サービスを提供
CNBCの報道によると、Uber Money部門のトップであるPeter Hazlehrust氏は今回の発表について次のように述べています。
「世界の400万人以上のドライバーがモバイルバンクにアクセス可能になり、各乗車ごとの支払いを受けることができるようになる。」
現在、Uberの決済のうち、大半はクレジット決済が占めていますが、現金決済は40%とのことです。
新興国のUberのドライバーは銀行口座を持たない場合が多く、このような人々に金融サービスにアクセスできるよう支援するとしています。
「我々は多くの人々にUberの新しい金融サービスを知ってもらいたい。また、これまで金融サービスから排除されてきた人々に金融サービスを提供することが、我々の新しいミッションであると思っている。」
Uberはブラジルやインドですで少額融資のサービスの提供を開始しており、今後もさらに展開を広げていく予定とのことです。
Uberのアクティブユーザーは増加しており、今年度の月間のアクティブユーザー数は1億人に達したとのことです。
また、UberはFacebokの主導する仮想通貨Libraの発行組織であるLibra協会の創設メンバーの1社でもあります。
Libraの発行が実現すれば、将来的にはUberの金事業と提携する可能性も考えられるとのことです。