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米国資産運用会社のVanEchとSolidXは、17日米国証券取引委員会(SEC)に申請していたビットコインETFを取り下げたことが明らかになりました。
最終期限は1ヶ月後に予定されていました。
否決を見越しての判断か
VanEchとSolidXのビットコインETFの申請はこれまでに何回も可否判断が延期されてきました。
米国証券取引委員会は、最終可否判断期限を10月18日としていました。
VanEchとSolidXは先日、適格機関投資家向けにターゲットを絞った限定版のビットコインETFを発行していました。
専門家からは、ビットコインETFは否決されることを見越して限定版を発行したのではないかという見方も出ています。
VanEchのETF部門のトップであるEd Lopez氏は、今月初めのCoindeskのインタビューで次のように述べていました。
「我々は、規制されたビットコインETFという商品の提供によって市場と多くの投資家が恩恵を受けると信じている。機関投資家に限定して提供を開始したこのビットコインETFは、小さな一歩と言える。」
VanEchとSolidXは1月にも同様のETFの申請を取り下げており、今回でビットコインETFの申請取り下げは2回目になります。
近日中に期限を迎えるその他ビットコインETF
米国取引委員会は、この他に2つのビットコインETFの申請の審査中です。
1つはWilshire Phonix によるビットコインと米国債券の投資信託で、今月末に最初の期限を控えています。
もう一方はBitwise Asset ManagementとNYSE Arcaによるもので、10月13日に可否判断が下される予定です。