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投資データを提供する米国の格付会社Weiss Ratingsが、時価総額第4位のライトコインの格付けを投資家へのリターンと普及の観点から「excellent(素晴らしい)」と格付けしたとのことです。
Weiss Ratingsによると、投資リスク/報酬の項目は、リスクにおいては「適正(fair)」と評価され、報酬においては「excellent(素晴らしい)」の評価で、総合のRisk/Rewardの格付けはBマイナスとしています。
また、技術/普及度の項目は、技術においては「適正(fair)」の評価、普及度については「excellent(素晴らしい)」との評価で、総合のTechnology/Adoptionの格付けはBプラスとのことです。
ボラティリティの大きさ
最近のライトコインのボラティリティは特に大きくなっています。
2018年12月に23.32ドルまで下落した後、今年6月には141.6ドルまで到達し最高値をつけています。
ライトコインの時価総額は現在74億ドルで取引高は49億ドルとなっています。
ライトコイン基金の勢力的な取り組み
ライトコインを運営するライトコイン基金は、最近Bibox取引所とブロックチェーン企業Ternioと共同で仮想通貨のデビットカード「BlockCard」の提供に乗り出しました。
「BlockCard」は、オンラインと世界中の実店舗の両方での仮想通貨決済を可能にすることを目的として開発されています。
2月には、ライトコイン基金はソフトウェア開発企業のBeamと提携し、プライバシーとスケーラビリティを向上させる新しいプロトコルの構築に取り組んでいます。
ライトコインの創設者であるCharlie Lee氏は、正式発表に先駆けてツイッターで「交換できる、または置き換えることのできる特性」はビットコインやライトコインが追い求めている唯一の健全な通貨の条件である。
Lee氏は、さらに仮想通貨の次の競争はこの相互互換性とプライバシーが焦点になるだろうと述べています。
ライトコイン基金は機密的な取引の実装を重視しており、ハードフォークに頼ることなく成し遂げる方法を提案していると言います。
近づく半減期の影響
ライトコインの上昇を支えているのは8月から9月に控えている半減期との見方が有力とされています。
ライトコインの取引を承認するマイナーへの報酬が半減する第1回目の半減期は2015年8月25日で、この時はマイニング報酬が50LTCから25LTCに半減しました。
この当時も半減期の期日に向かってライトコイン価格は急上昇しました。
半減期を前に好調の動きを見せているライトコインですが、第一回目と同じパターンが適用されるのか半減期を迎えるまではライトコインから目が離せません。
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