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ビットコイン価格は2020年、力強い上昇トレンドを形成し、それに続いてアルトコインも上昇しました。
このような好調な動きは、昨年のビットコインが最大成長をを遂げたのが4月から6月の期間だったことから、今年もこの時期に向けた上昇への道筋が付けられていると好感する声も聞かれます。
ボラティリティに関しては、これまでの予想に反して年初から少し動向が変化してきているようです。
これまではビットコインは金の動きに相関しているとしてデジタルゴールドと称されてきましたが、最近ではリップルの方が金との相関性が高いことが明らかになりました。
2020年 金との相関性が最も高いのはリップル
2020年1月のトップ10仮想通貨と金のリターンについての相関関係を調べたところ、予想に反してビットコインよりもリップルのほうが金との相関関係が強いことが明らかになりました。
リップルと金の相関関係は34.1%だった一方で、ビットコインと金の相関関係は21.5%でした。
また、イーサリアムとビットコインキャッシュもビットコインと同じような相関性を示し、それぞれ20.1%と19%だったとのことです。
対照的にテザーは金と逆の相関性を示しマイナス37.7%でした。
本来テザーはボラティリティの高いビットコインよりも金のような貴金属との相関性が高いはずであると考えられているため、この結果は驚きを呼びました。
相関性100%は、それぞれの仮想通貨と金が完全に同じ方向の動きをしていることを意味します。
一方で、マイナス100%の相関性は逆の相関関係、つまり一方が上昇した時にもう一方は下落することを意味します。
相関性0%は両者の間に全く相関関係がないことを意味します。
2019年 金との相関関係が最も高いのはビットコイン
2019年を通してみると、ビットコインと金の相関関係は15.5%と主要仮想通貨トップ10の中では最も高い相関性を示しています。
2番目はビットコインキャッシュの8.2%、次いでビットコインSVの7.3%が続きました。
一方で、2019年のリップルと金の相関性は7.1%と今年よりも低かったことがわかります。
今後2020年を通してさらに検証を続けると、2019年の結果に近づく可能性も考えられるとのことです。
しかし、昨年の年初とは異なる動向が起きていることから、今後の仮想通貨と金の動きにも注意していきたいですね。