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「フィッシング詐欺」の手口はますます巧妙化され、被害に遭う方も増えているようですが、仮想通貨もこのターゲットになっています。
闇サイトではフィッシングに使われる偽ページが7ドル前後で取引されるなど、手軽に犯罪に手を染める可能性も広がり、注意が必要です。
巧妙で多様な手口-ビットコインを報酬にする誘い文句も-
仮想通貨を狙ったフィッシングの手口としては、「仮想通貨についてのサービスについてご意見を」といったアンケート形式の英文メールが送られてきたり、その報酬としてビットコインを支払うとして、振込先のウォレットの情報を入力させるもの。
「古くなったウォレット内の仮想通貨を別のウォレットに移す方法」を画像つきで説明するとして偽サイトへ誘導し、IDとパスワードを入力させるものなど。
報酬を与えるとしたり、こちらが欲しい情報を提供するふりをするなど、巧妙なやり方で仮想通貨をだまし取るようです。
闇サイトではフィッシングの指南も
また、闇サイトでは誘導先の偽ページの作り方を教えていたり、偽メールを不特定多数の人にばらまくのを代行するサービスもあったりと、お手軽にフィッシングが行えるような状況となっています。
フィッシングページが1ページあたり7ドル程度で売られているのもあるようです。
被害件数は拡大傾向に
昨年平成29年9月に発表された警察庁の広報資料によると、9月段階で仮想通貨の個人アカウントへの不正アクセスは、認知件数23件、被害総額5920万円となっており、昨年5月以降急増しました。
不審なメールにはご注意を
ますます身近になりつつある仮想通貨ですが、だからこそ詐欺のターゲットになりやすいということも言えます。
見に覚えのないメールは開かない、リンクをクリックしない、ウォレットの情報の入力を求めるものは全て一旦疑ってみる、など色々と自衛策は考えられます。
資産としての仮想通貨を守るためには慎重になることが大切ですね。
参考サイト:
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000507-san-soci
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/H29_kami_cyber_jousei.pdf