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「セキュリティ面は重視したいけれどハードウォレットは高価で手が出しにくい、海外ウォレットも英語表記で使いづらい」
そんな悩みをもつ方にもってこいなモバイルウォレットがGinco(ギンコ)です。
今回はそんなGinco(ギンコ)の特徴・メリット、登録・使い方、さらなる今後の開発予定について解説していきます。
仮想通貨ウォレットアプリ「Ginco(ギンコ)」とは?
「Ginco(ギンコ)」はスマホ上で複数の仮想通貨を一元管理できるモバイルウォレットアプリです。
株式会社Gincoによって開発された日本発のウォレットで、2018年4月24日に本格リリースされました。
最近ではForbesや日本経済新聞をはじめとした大手メディアにも取り上げられ、話題になりました。
Ginco(ギンコ)の特徴・メリット
複数の通貨を一元管理することができる
Ginco(ギンコ)では、複数の通貨を一元管理することができます。
2018年6月時点で、以下の15種の仮想通貨に対応しています。
1つもしくは数種類のみ対応しているウォレットも多い中で、これだけ多くの仮想通貨を一元管理できるのは非常に便利ですよね。
また、ロードマップによると、対応通貨は今後さらに増えていく見通しです。
高水準のセキュリティ
Ginco(ギンコ)では、「クライアント型ウォレット」と呼ばれる仕組みを採用しています。
従来の取引所では秘密鍵を運営元が一元管理しています。
しかし、Ginco(ギンコ)が採用しているクライアント型の仕組みのもとでは、各ユーザーの秘密鍵はユーザー自身の端末上でのみ生成されるため、Gincoの開発元はユーザーの秘密鍵に関する情報を保持していません。
そのため、Gincoへのサーバー攻撃、ハッキングによる資産流出やカウンターパーティーリスクを限りなく低くすることができるのです。
さらに、Ginco(ギンコ)では独自の暗号通信方式を導入しており、セキュリティの高さは最高水準であるといえるでしょう。
日本語サポートあり
ウェブウォレットの中には日本語対応があるものも少なからず存在します。しかし、多くは開発元が海外の企業であり、サポートは英語またはその国の母国語である場合がほとんどです。
その一方、GInco(ギンコ)は日本の企業によって開発されたウェブウォレットです。
そのため日本語対応がであることはもちろん、日本語によるカスタマーサポートも万全なので、万が一何か問題が起こった際もスムーズに解決することができます。
機能が多く利便性が非常に高い
現段階では仮想通貨の保管機能がメインですが、今後開発を進めていくにつれて、資産状況を把握することができるポートフォリオ機能、仮想通貨同士の両替機能、法定通貨で仮想通貨を購入することができる機能などが加わる予定となっています。
仮想通貨取引をする上で購入から管理までを全て同じウォレット内で行うことができ、非常に利便性の高いウェブウォレットになることが期待できます。
シンプルで使いやすいモバイルアプリ
実際に利用してみるとわかるのですが、デザインがシンプルかつ直感的に操作することができ、非常に使いやすいモバイルアプリです。
口座開設も1分ほどで完了することができます。
操作な操作が苦手で海外のウォレットを使うことを断念してしまった、という方もGinco(ギンコ)であれば、ストレスなく利用することができます。
Ginco(ギンコ)の登録方法
Ginco(ギンコ)の登録方法について説明していきます。取引所などとは異なり、身分証の提示などは必要なく、手元に用意するものはありません。登録は1分ほどで完了します。
まずはスマートフォンからGincoのアプリをダウンロードします。
アプリを開いたら「今すぐ始める」をタップします。
ユーザー名を決めます。送金する際に相手にこのユーザーネームが表示されるようになります。後から変更することも可能です。
6桁の暗証番号を入力します。確認のため、二度同じ暗証番号を入力します。情報を管理する上で非常に重要なため、誕生日など分かりやすいものは避けましょう。
利用規約3点に全てチェックを入れ、「Gincoを始める」をタップします。
着金、送金完了などの通知を随時受け取りたい場合は「許可する」をタップします。
このような画面が表示されれば登録作業は全て完了です。
Ginco(ギンコ)の使い方
入金方法
今回はBitcoinを例に入金方法を説明していきます。
アプリのホーム画面で受け取りたい通貨をスライド選択した後、「受け取る」をタップします。
このアドレス宛もしくはQRコードを使うことで他の取引所やウォレットからGincoの自分のアカウントへ通貨を入金することができます。
また、「QRコードを共有」を選択すると、Twitter, Line, メッセンジャーなどを通してQRコードを共有することができます。
出金方法
次は出金方法について解説します。
アプリのホーム画面で通貨を選択した後、「送金する」をクリックします。
すると、QRコード読み取りのためにカメラが作動します。送金先のQRコードをカメラで読み込むんだ後、希望の数量を入力することで他のウォレットに送金することができます。
もしくは「アドレスの貼付け」を選択し、送信先のウォレットアドレスをコピーアンドペーストする方法でも送金が可能です。
バックアップの作成方法
万が一の事態に備えて、必ずバックアップは取っておきましょう。
バックアップを取っておくことで、、アプリを削除してしまったり、端末が壊れてしまう、といったようなことが起こっても、ウォレットを復元することができます。
バックアップを作成するには、まずアプリのホーム画面右上の人型のアイコンをタップします。
次に「セキュリティ設定」を選択します。
「バックアップを実行」をタップします。
「バックアップの作成」という画面が表示されるので、右上の「次へ」をタップします。
すると12個のバックアップキーとなる単語が表示されるので、順番通りに紙に書き写しましょう。
スクリーンショットで保存したくなるところですが、端末上にバックアップキーの情報を残してしまうとセキュリティ上好ましくないので、必ず紙を使って安全にバックアップキーを保管しましょう。
書き写し終えたら右上の「次へ」を選択します。
次の画面に進むと、先ほどの12個の単語がランダムな順番で並んだ画面が表示されます。
紙に写したメモを見ながら前の画面の順番通りに単語をタップしていきます。
以上の操作でバックアップは終了です。
バックアップキーを他人に知られてしまうとウォレット内の通貨を盗まれてしまう可能性があるため、バックアップキーのメモは必ず厳重に管理しましょう。
Ginco(ギンコ)の今後の開発予定・ロードマップ
公式ホームページ上にはGinco(ギンコ)の開発予定・ロードマップが掲載されています。
2018年7月・・・分散型取引所(DEX)の搭載
2018年第三四半期(7~9月)・・・DAppsプラットフォームの搭載
2018年第三〜第四四半期(7~12月)・・・XRP、NEO、LISKなどの取り扱い開始
2019年内・・・法定通貨からの入金に対応
※DEXの搭載やMONAの取扱いは8月現在行われていないため、今後予定が変更される可能性があります。
また、6月にはモンゴルに子会社を設立し、マイニング事業に新規参入したことでも注目を集めました。
◆Ginco、モンゴルのマイニング会社を買収◆ 仮想通貨アプリを扱うGincoは10万ドルでモンゴルの会社を買収。モンゴルの同会社はGincoの100%子会社で、マイニング用の機械販売などをしている。マイニングにかかる電気代は、日本の半分程度に抑えられる見込みだ。 【情報提供:幣世界】#フォビ # huobi
— Huobi Japan (@HuobiJapan) June 4, 2018
リリースされたばかりのサービスであるため、今後のサービスの発展にも大きく期待できますね。
Ginco(ギンコ)の口コミ・評判
Twitter上をはじめとしたSNS上ではGincoはユーザーから概ね高評価を受けているようです。
Gincoは見やすくてわかりやすいウォレットだと思う
— いっしー@ブログ (@issylifeblog) May 4, 2018
トロンをGincoに預けようかな?
めっちゃシンプルで使いやすいわ( ^ω^ )
— あっきー (@aki_714) 2018年5月12日
まとめ
海外の高額なハードウォレットと同等のセキュリティ水準であるのにも関わらず、無料かつ日本語環境で非常に簡単に使うことのできるGinco(ギンコ)。
今後の機能アップデートにも期待が高まります。
ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか?