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仏たばこ店、2019年から仮想通貨販売可能へー実店舗では世界初

2018.11.25
フランス中央銀行2020年にデジタルユーロのテスト実地へ

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パリ発ロイター通信によると、フランス全国のたばこ店で2019年からビットコインが購入可能になるとのことです。

フランスのフィンテック会社のKeplerk社と全国のたばこ店との提携によるこの取り組は、世界で初めて実店舗でのビットコイン購入を可能にします。

ビットコインはKerplerk社のバウチャーで購入

Kerplerk社によると、フランス国内で会計レジシステムを提供している会社と提携し、たばこ店がビットコインを販売することを可能にしたとのことです。

具体的には、ビットコイン購入を希望する客にバウチャーを販売し、購入者はバウチャーをKeplerk社のウォレットに保有されているビットコインと交換する仕組みになっています。

フランスのたばこ店、全国に約2万4000店ー宝くじなども販売

フランスのたばこ店は全国に約2万4000店舗存在し、たばこ以外にも宝くじや携帯電話料金支払い用のクレジット、音楽や動画のストリーミングサイト用のクレジットなども販売しています。

「たばこ店は(仮想通貨を販売するには)理想的な場所です。お客様にも信頼されており、携帯電話用のクレジットなどのバウチャーも既に販売している」とKerplerk社で開発と戦略を担当しているディレクターの Adil Zakhar氏はロイター通信に対して述べています。

ビットコイン、仮想通貨はフランス中央銀行の監督外

フランスの中央銀行を含む当局は今まで仮想通貨について慎重な姿勢をとっており、仮想通貨投資のリスクについて警告を発してきました。

今回のKerplerk社の取り組みについても、フランスの中央銀行は当行の監督外に位置することを明らかにしています。

「(仮想通貨は)完全に投機を目的にしていて、通貨とは性質が違うもの。ビットコンや他の仮想通貨に投資する者はリスクを承知した上で行うべき」と中央銀行は21日付のリリースで述べています。

Kerplerk社の収益はビットコイン販売手数料7%

個人投資家向けのビットコインを直接販売する今回の取り組みは、一年半ほどの準備期間を経て実現したものとのことです。

収益は各取引に7%の販売手数料を設定することによって上げていく予定としています。

参考サイト:
“https://www.reuters.com/article/us-france-bitcoin/french-tobacco-shops-to-sell-bitcoins-via-fintech-company-idUSKCN1NQ2GO”

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