コインベースがステーブルコインUSDC取引を85カ国で開始
<この記事(ページ)は 3分で読めます>
仮想通貨取引所コインベースは、ドルに連動するステーブルコインUSDコイン(USDC)の取引をさらに85カ国で展開すると発表しました。
Coinbase.comとCoinbase Proの両方でサービス開始
blogpostの報道によると、コインベースはUSDCの仮想通貨間取引を個人投資家向けのCoinbase.comと機関投資家向けのCoinbase Proの両方で開始するとしています。
同社は、USDCトークンの安定性を強調しており世界のどこでも即座に安定した価値を提供することができるとしています。
他の仮想通貨と異なり、1USDCは1USドルに連動しており、毎月監査報告を公開し100%USドルに裏付けられているという高い透明性を示すことができるとしています。
インフレへの対応策としての有効性を強調
USDCは法定通貨が不安定な国々のためにも役立つとのことです。
「アルゼンチンやウズベキスタンなどの国では、10から20%のインフレが予想されている。USDCのようなステーブルコインはインフレから資産を守る機会を与えることができる。」
さらに、ステーブルコインの資産をより多くの人々が利用できるようにするために、仮想通貨と法定通貨間取引への参入口を広げることにも貢献しているとのことです。
加速するグローバル展開
コインベースはサービスを展開する国をどんどん拡大しています。
1年前には、コインベースのサービス利用できるのは32カ国の顧客のみだけでしたが、現在では103カ国に拡大し、今回さらに50カ国への展開が発表されました。
USDCは昨年の秋に仮想通貨ファイナンスのスタートアップ企業Circleを含む1連の企業により立ち上げられました。
Circleは当時次のようにコメントしています。
「仮想通貨資産とブロックチェーン技術により、我々は即座にグローバルに安全にそして低コストで取引することが可能になった。」
2月にはコインベースSoftはUSDCとリップルを利用した”迅速で無料”の国際決済サービスを開始しました。
今回、コインベースはニューヨーク州在住のユーザー向けにリップルの取引を開始すると発表しています。