ドバイ政府、決済システムDubaiPay にブロックチェーン技術導入
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ドバイ政府が運営するスマート・ドバイが、決済システム用のスマートフォンアプリDubaiPayにブロックチェーン技術を導入し、リアルタイムでの取引を可能にするとのことです。
スマート・ドバイ・オフィス(SDO)は、ドバイ財務省(DoF)と連携で開発したブッロクチェーン技術を活用した決済システムDubaiPayをプレスリリースで発表しました。
支払い手続きの効率化
これまでは、ドバイ財務省の決済手続きは、人の手に頼っており、マニュアルで照会した決済前の取引を異なるポータルから集めてスタッフが確認作業を行なっていました。
これらの手間のかかる手続きを全て完了するのに45日もかかっていたと言います。
GulfNewsによると、スマート・ドバイ・オフィスの責任者であるMira Sultan Obaid Abdul Rahman氏は、ブロックチェーンネットワークの導入により、政府の決済手続きが効率化され、ドバイ財務省は、調整、決済処理、払い戻しなどのいかなる支払い関連の作業を監視、管理することができるようになると語っています。
DubaiPayは、27の州政府と14の民間の機関が含まれる40を超える機関がエントリーしているとのことです。
この決済システムはすでに政府のうち、道路交通局と保健局の2つの部門でテストされ、サービス開始とともに500万もの取引が殺到したとのことです。
ブロックチェーン活用の様々なプロジェクトを計画
近い将来、ドバイ警察当局を含む多くの政府機関や地方政府機関も、このブロックチェーンプラットフォームに参加する予定とのことです。
ドバイ政府は、全ての政府の書類をブロックチェーン上に移行するという大掛かりなブロックチェーンプロジェクトにも取り組み始めているとのことで、すでに市全域の決済システムへのブロックチェーン導入にもゴーサインを出しているとのことです。
ドバイでは、国を挙げてブロックチェーン技術を積極的に活用する取り組みがされているようです。
今後、中東地域にもブロックチェーン技術が浸透していく足がかりになるかもしれません。
参考サイト:
”https://www.ccn.com/dubai-govt-upgrades-payment-portal-dubaipay-with-blockchain-technology/”