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SBI Ripple Asia がMoney Tap アプリ一般サービスを開始

2018.10.05
SBI Ripple Asia がMoney Tap アプリ一般サービスを開始

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SBIホールディングスは同社の子会社で電子決済代行業を運営するSBI Ripple Asiaが参加銀行と共同開発したスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap」(マネータップ)のサービスを開始したことを発表しました。

安全かつリアルタイムに送金可能

「Money Tap」は利用者による個人間の送金を安全かつリアルタイムに行うアプリで、銀行口座から銀行口座へ24時間365日いつでも直接送金することが可能な、日本発のアプリとのことです。
送金先の指定については、銀行口座番号の他に携帯電話番号やQRコードを用いた送金機能を兼ね備えており、指紋などの生体認証と組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図っているとしています。

住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行が共同開発

SBI Ripple Asiaは2016年10月に発足した「内外為替一元化コンソーシアム」で事務局を務め、分散型台帳技術(DLT)を活用した実証実験や、外国為替と内国為替とを一元的に扱う次世代金融基盤を共同構築してきました。
「Money Tap」は、コンソーシアム参加金融機関のうち、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3行が共同で開発したとのことです。

戦略的な料金設定でキャッシュレス化を促進

「Money Tap」アプリのダウンロードや登録は無料で、送金ごとの手数料は各銀行が個別に設定されますが、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3行は「Money Tap」が可能としている1回3万円、1日10万円までの送金については自行内・他行宛てを問わず手数料を無料としています。
これにより、現金でのやり取りが大部分を占めている少額送金のキャッシュレス化を促進したい考えだとのことです。

SBI Ripple Asiaの目指す次世代決済システム

SBI Ripple Asiaは、コンソーシアム参加金融機関とともに、安全で使い勝手の良いフリクションレス(摩擦のない)決済を実現し、キャッシュレス化を通じた新たな産業の育成と生産性の向上、コストの低減を図っていきたいとしています。

日本初の分散型台帳技術(DLT)を活用した送金サービスが開始されました。
私たちの日常の決済手段が今後、大きく変わリ、キャッシュレス化が急速に広まるきっかけとなるアプリになるかもしれません。

参考サイト:
“http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/1004_11291.html”
“https://venturetimes.jp/venture-news/fintech/39527.html”
“https://www.ccn.com/ripple-blockchain-payments-app-moneytap-goes-live-in-japan/”

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