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やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.05.28

2019.05.28

<この記事(ページ)は 4分で読めます>

チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

2019年5月28日現在、ビットコイン(BTC)は96万円台で推移しています。
27日早朝の急騰により100万円が目前となりました。
この急騰は今年8月の半減期を意識したライトコイン(LTC)の上昇が原因と考えられます。
100万円前後には売買注文が殺到すると思われるため、的確にチャートを分析して、トレードしましょう。

TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。

①日足で全体を俯瞰する

5月28日10時現在 BTC/JPY 日足

2019年3月から5月28日現在までのBTC/JPY日足チャートです。
3月4月と継続していたアップトレンドが5月に入ってから勢いを増しています。
また5月11日から13日にかけての急騰後、一時約80万円から約90万円の間で価格は揉み合いました。
しかしながら、27日の急騰によりレンジ相場を脱し、現在は96万円台前半で推移しています。

この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。

②移動平均線を引いてみる

5月28日10時現在 BTC/JPY 日足

先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。

①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)

それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
先週のチャート分析でもお伝えした通り、5月11日から13日にかけての急騰により移動平均線の順序は高騰が期待されるものとなっています。
そして先週に比較して移動平均線同士の乖離が更に大きくなっています。以上のことから今後もBTCの価格は上昇していく可能性があります。

③4時間足で見る

5月28日10時現在 BTC/JPY 4時間足

先週21日以降横ばいだったBTCだが、23日に価格が一時82万円台まで下落。
この背景にはオランダ当局による仮想通貨ミキシングサービスの検挙がありました。
しかし大きく下方向に動くことなく82万円で下げ止まりました。
移動平均線で再度見ると、23日の下げで5日移動平均線が25日移動平均線を下回るデッドクロスを観測しましたが、24日にかけての上昇で75日移動平均線を下回ることなく反発していることが分かります。
その後、価格はデッドクロスを観測しないまま横ばいになり、今回の急騰に繋がっています。

④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる

5月28日10時現在 BTC/JPY 4時間足

先程の4時間足チャートにサポートラインとレジスタンスライン、そして大きく意識されるであろう100万円に水平線を引いてみました。レジスタンスラインは今回の急騰後の上ヒゲである約97万4千円に、サポートラインは同じく急騰後の下ヒゲにそれぞれ引いてみました。
ここまで「上昇→レンジ相場→上昇」というパターンを繰り返しているので、今回も一時的なレンジ相場を形成する可能性は高いと予測できます。
レンジ相場の下限で買い、もしくはレンジ相場の上抜けでの買いなどが、有効な戦略として考えられます。

まとめ

27日の急騰により100万円まで秒読みかと思われるビットコイン。
このキリ番の前後には売買注文が多く入っていることが考えられます。
そのため100万円を超えるまで価格が乱高下する可能性もあります。
エントリーするタイミングを見極めながらトレードしましょう。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。

※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。

記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。

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