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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年7月2日現在、ビットコイン(BTC)は112万円台前半で推移しています。先週までの値動きサイクルからは脱し、一時150万円をつけました。値幅も以前より大きくなっています。大きく勝つことができる反面、損失が大きくなってします可能性もあります。しっかりとチャート分析をして、適切なトレード機会を見つけるのが良策でしょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
2019年5月13日から7月2日現在までのBTC/JPY日足チャートです。5月中旬から6月初めは大きく値を上げることなく徐々に上昇していることが分かります。6月に入り値動きが活発になると100万円を突破し、更に加速。26日には一時150万円まで上昇しました。そこからは思うように値を上げず、現在は112万円前半で推移しています。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
この1週間で移動平均線ではあまり大きな動きは見られないことが分かります。150万円をつけた翌日から下落傾向であるため、5日移動平均線は下を向いています。今後更に値を下げる場合にはデッドクロスが出現し、価格が下方向に動くサインが出る可能性があります。
③4時間足で見る
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、26日夜に高値をつけた後28日までは陰線のみで下落していることが分かります。
その後は75日移動平均線で反発するようにして値を戻し、約135万円に高値圏を形成しました。
しかし再び下落し6月30日から7月2日現在まで下向きの傾向があります。また1日には75日移動平均線を下回っており、4時間足では安値を更に下のほうでつける可能性があります。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
先程の4時間足チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。サポートラインは先月23日及び28日に下ヒゲを形成した約113万円に、レジスタンスラインは急騰後、一度値を戻して高値をつけた約134万円に引きました。
現在がサポートラインに迫っていると考えることができるので、この先の値動きはサポートラインを下抜けてもう1段下のラインまで落ちるか、もしくはここで反発してレンジ形成し、その後上抜ける可能性もあります。
長期的なトレンドではアップトレンドが継続しているので今回の急騰、急落によりその高値、安値をつけているだけだと考えることもできます。
激しい値動きの中、慌ててトレードすることは危険です。意識されているラインを見極め、冷静にトレードするのがいいでしょう。
まとめ
この1週間で30万円から40万円程の値幅で乱高下したビットコイン。150万円で価格調整と見ることもできます。ボラティリティが大きくなっているため、トレードで勝つことができれば大きく稼ぐことができますが、負けてしまった場合の損失も大きくなります。このような相場であるからこそ、しっかりチャートを分析することが必要になってきます。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。