やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.06.25
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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年6月25日現在、ビットコイン(BTC)は118万円後半で推移しています。先週描画したレジスタンスラインを上抜けた後、急騰しました。そして米ドル建てで見ても1万ドルを突破したタイミングだったため、それが追い風になっていたとみられます。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
6月25日10時現在 BTC/JPY 日足
2019年5月から6月18日現在までのBTC/JPY日足チャートです。
画像中央、特に5月中旬と下旬に陰線が描かれていますが、大きく値を下げることなく上昇傾向にあることが分かります。6月に入り3日から4日にかけて10万円程下落しています。
6月16日から17日には5月下旬から6月初めにかけての高値圏を上抜け、陰線を1本つけそのまま値が上がっています。そして現在は120万円に迫る勢いとなっています。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
6月25日10時現在 BTC/JPY 日足
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
先週のチャート分析にてお伝えした通り、3本の移動平均線は今後上昇を見込める順序が継続しています。また21日の急騰によりその乖離幅が大きくなっていることもわかります。
③4時間足で見る
6月25日10時現在 BTC/JPY 4時間足
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを俯瞰すると、21日の早朝に先週のチャート分析で引いたレジスタンスラインをブレイクしており、そこから今回の上昇に繋がっています。
このことから約102万円に引いていたラインは多くの投資家が注目していた、ということが分かります。
急騰は約120万円で収束し、一度高値をつけた22日夜以降、一時的なレンジ相場であると見ることができます。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
6月25日10時現在 BTC/JPY 4時間足
先程の4時間足チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。サポートラインは急騰後の多くの足で安値をつけている約113万円に、レジスタンスラインは2回高値をつけた約120万円に引きました。
このように2線を描画することで現在はレジスタンスラインに迫っている最中であると言えます。
先週のチャート分析で描画したレジスタンスラインを上抜けたことで今回の上昇に繋がっていることから、2週連続で分析が概ね的中しました。
そしてここ2週間の値動きとチャート分析を振り返ってみると、金曜日から土曜日にかけてレンジ相場のレジスタンスラインをブレイクし、日曜日までに急騰し、月曜日には再びレンジ相場に突入しています。
2週間に限定して言えば、値動きの周期がほぼ等しいと分かりました。
したがって今回のレジスタンスラインを上抜けるタイミングでは買いを、反発する場合にはレンジ相場継続と判断して2線間で売りを入れるのが良策でしょう。
しかし日足で見た通り、現在アップトレンド中です。
そのためレンジ相場もトレンド方向に抜ける可能性が高いと考えられます。
このように長期的なトレンドを把握しながらチャートを分析すると、より洗練されたトレードができるようになります。
まとめ
2週連続で概ね同じ値動きをしているビットコイン。今週も同様に動くのか、それともいつか来ると思われている調整が来るのか。まだまだ目が離せません。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。