やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.09.10
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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年9月10日現在、ビットコイン(BTC)は110万円台で推移しています。下限が分かりやすいのでサポートラインに注目して慎重にトレードしましょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
9月10日14時現在 BTC/JPY 日足
2019年6月から9月10日現在までのBTC/JPY日足チャートです。約3か月間を見てみると100万円が強力なサポートラインとなっていることが分かります。高値に関しては直線が引けるように落ちてきています。これらのことから日足レベルでは三角レンジの最中であることが分かります。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
9月10日 14時現在 BTC/JPY 日足
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。3本の移動平均線が交わっていることが分かります。
そして8月中旬に5日移動平均線が他2本を下抜けるデッドクロスが出現。
現在は長期を表す75日移動平均線に反発しているかのように推移しています。
③4時間足で見る
9月10日14時現在 BTC/JPY 4時間足
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、9月2日から3日にかけて5日移動平均線のゴールデンクロスが出現していることが分かります。
その後価格は伸びていきますが、116万円で値を下げています。この116万円は①でご紹介した日足チャートにおける三角レンジの上端点となる辺りだったので、トレーダーに意識されていたと考えることができます。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
9月10日14時現在 BTC/JPY 4時間足
先程の4時間足チャートにサポートラインを2本、レジスタンスラインを1本引いてみました
104万円付近に引いたオレンジ色のサポートラインは7月から8月下旬まで強く意識されていたために引きました。
そして約110万円のサポートラインは9月に入ってからの直近の下ヒゲとなっていたため引きました。現在もこのサポートライン付近での攻防が続いていることが分かります。
そして116万円のレジスタンスラインですが、現在の価格から110万円のサポートラインで反発し、上向きに転じた場合の目安の上限ラインとして引きました。
ですが、日足レベルで高値が下がってきている状況であるため、レンジの下限でロングを持つのは最善とは言えないでしょう。110万円のサポートラインを下回った段階でオレンジ色のラインまでショートを持つほうが良策でしょう。
まとめ
9月8日から9日にかけて関東に上陸した台風15号。ビットコインは動じず、レンジ相場です。意識されているラインに注意しながら慎重にトレードするのが良いでしょう。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。